毎日午前7時にブログ更新

小補心湯病機を経方医学で解釈

漢方医学

大小瀉心湯は残念ながら漢方の臨床に導入することができなかった。

小補心湯はどうだろうか。

小補心湯証を見ると以下の通り。

治胸痹不得卧、心痛彻背、背痛彻心者方

胸が痛く横になれない。背中から胸部から貫かれたような痛みの者

栝楼一枚、捣薤白八両、半夏半升、洗去滑

右三味、以白浆一斗煮取四升、温服二升、日再服。

この配薬は金匱要略の胸痺心痛短気病にある、第4条の括蔞薤白半夏湯である。

胸痹心痛短気病脈証并治第九

第1条 師曰:夫脈当取太過不及,陽微陰弦,即胸痹而痛,所以然者,責其極虚也。今陽虚知在上焦,所以胸痹、心痛者,以其陰弦故也。

第4条 胸痺,不得臥,心痛徹背者,括楼薙白半夏湯主之。

江部洋一郎氏の解説は「胸痺で,臥すことができず,心痛背に徹するものは,括楼薙白半夏湯がこれを主る。」(江部洋一郎 経方医学4p49)とある。条文も言わんとしているところは同様であることが分かる。

以前の投稿から、胸の痰飲のため心包を養うことができないパターンということだ。心包からの血の供給つまり心包絡が不通となり、心痛が起こる、と言う流れだ。

括蔞薤白半夏湯では、胸に痰飲があり膈心下に飲が存在している可能性がある。(江部洋一郎 経方医学4p50)。それ故胸気が肺気へ繋がらず不得臥となる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました