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漢方医学

温病学の「湿熱疫」を経方医学で読み解く

温病学において湿熱疫の特徴とされる「初めは強い悪寒があり、後に発熱する」「午後(日晡)に熱や症状が悪化する」「頭身が痛む」「胸やみぞおちが痞え、吐き気がする」といった個々の症状(証候)は、経方医学の理論体系において「募原(膜原)」という概念...
漢方医学

温病伏暑の症状から紐解く経方医学的アプローチ

『温病縦横』における「伏暑」は、夏の間に受けた暑湿邪気が体内に潜伏し、秋冬になってから発症する伏気温病である。初期から里熱証を主とする重い症状が現れるのが特徴で、その症状の出方(熱と湿の偏り、食滞の有無)によって、経方医学では病態(病機)の...
ダイエット

ダイエットはジャーナルの中のごく一部

2026年4月10日現在の体重は76.50kg。2月18日の開始時の79.3kgから順調に推移し、目標の74kgまであと少しというところまできた。前回の1ヶ月目報告でも触れた通り、基本方針は「糖質制限(1日50g以下)」と「16時間/24時...
漢方医学

『温病縦横』にみる「暑湿」と経方医学解説

『温病縦横』で論じられる夏の「暑湿」や「暑熱」による多様な症状(冒暑、暑穢、中暑、暑風、暑湿による下痢など)に対して、経方医学(『傷寒論』『金匱要略』)では「暍(えつ)病(日射病)」「霍乱(かくらん)病」「痙病」といった独自の概念を用いる。...
漢方医学

温病縦横から読み解く伏暑

『温病縦横』の記述に基づき、温病学の視点から「伏暑(ふくしょ)」について解説する。1. 伏暑の概念と位置づけ発症の時期と病因伏暑は、秋から冬にかけて発生する温病である。夏の間に感受した「暑湿邪気」が発病せずに体内に潜伏(伏邪)し、秋冬の季節...
漢方医学

温病縦横における湿熱疫

1. 湿熱疫の概念と位置づけ「湿熱疫」とは、強烈な伝染性を持ち、大規模な流行を引き起こす「疫病邪気」によって発症する温病(温疫)の一種である。疫病邪気はその性質によって「温熱」と「湿熱」に大別されるが、後者の性質を持つものが湿熱疫と呼ばれる...
漢方医学

温病縦横における暑熱

暑湿の概念と位置づけ発生の背景:夏は「暑」が主気であるが、同時に雨水が多く、熱と湿が交じり合って空間に充満する季節でもある。そのため、人が夏の暑邪を受ける際には、しばしば湿濁を挟むことになり(暑必兼湿)、これが「暑湿邪気」となる。温病学にお...
漢方医学

温病縦横の下焦湿熱に対する経方医学のアプローチ

経方医学では勿論、下焦(小腸、大腸、膀胱)における湿熱や水飲の停滞、およびそれに伴う排尿・排便の異常(下痢や便秘)についても精緻に論じられている。経方医学では、これらの病態を「三焦水道の詰まりと水の質的変換異常」「小腸の分別機能の失調」「似...
漢方医学

温病縦横の中焦湿熱対する経方医学のアプローチ

経方医学の理論体系において、当然「中焦(胃・脾・小腸)」に湿熱が停滞・蔓延した病態が論じられている。中焦の湿熱病態を主に「胃や小腸の熱と水飲の互結」や「小腸の分別機能(特に大小便を分ける機能)の失調」、あるいはそれが外殻に溢れた「肌・肉の湿...
漢方医学

温病縦横の上焦湿熱に対する経方医学のアプローチ

温病学の「上焦湿熱証」(新加香薷飲証や三仁湯証など)の各証候について、経方医学の視点から直接的に解説した文献は存在しない。 しかし、経方医学においても、上焦(人体表層の外殻である「皮・肌・肉」)に湿と熱が侵入・停滞した病態は、「風湿」「風水...