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杖道

【杖道】小指が教えてくれた「姿勢」の本質:細部のコツは全体の動きに繋がる

杖道は不思議な武道だ。その奥深さを、私は「小指」の意識によって再認識することとなった。杖道の動作は、一つ一つを分解すれば決して複雑なものではない。しかし、それらをすべて「同時に」行うとなると、途端に難易度が跳ね上がる。多角的な視点がある中で...
杖道

小指の教えとの再会に思うこと

杖道というものは、実に不思議な武道である。そのルーツである神道夢想流杖術には、おそらく想像もつかないほど深遠な術理が秘められているのだろう。昭和に入り、全日本剣道連盟の「杖道」として再編される過程で、少なからぬ技が削ぎ落とされたと聞く。それ...
杖道

小指のや・く・そ・く

今日の杖道の稽古は、実に有意義であった。肩甲骨の可動と小指の使い方が密接に関わっているという理屈を、あらかじめ頭では理解していたつもりだった。しかし、その知識が確かな実感として「腑に落ちた」のは、S先生のご指導を受けていた時のことである。打...
雑記

「卵」はなぜ割れないのか? 胸郭のパラドックス

杖は「引く」ものでも「突く」ものでもない —— 背中の張力(テンション)と重力の等式前回の考察を経て、私の稽古は「いかに背中を杖に伝えるか」という一点に集約されつつある。道場で独り、木床を踏みしめながら、画面越しの西岡先生の背中を追う日々が...
筋トレ

【杖道】「本手」と肩甲骨と小指

私が西岡常夫という武道家の存在を知った時、先生はすでに鬼籍に入られた後であった。直接その道場の門を叩くことも、手取り足取りの指導を受けることも、もはや永遠に叶わない。私に残されたのは、インターネットやDVDに刻まれた数々の映像資料だけである...
杖道

着杖の後退動作への執着

着杖の後退動作を見直す。手順はこうだ。相手が八相の構えから正面へ構え直し、切り込んでくる。こちらは杖を立てたまま動かず、相手の気を受け止める。相手の剣が最高点に達し、振り下ろしの加速が始まった瞬間、左足を左斜め後方へ始動させる。動作が完了し...
杖道

【杖道】型が元

現代の杖道における修練のプロセスは、極めてシステマチックだ。まず十二本の「基本動作」を徹底的に体に叩き込み、その動きが定着した後に初めて「型」の習得へと進む。我々はこの順序を疑うことなく受け入れている。 しかし、視点を少し外へ向けてみるとど...
杖道

杖道を深く理解するための古流

先日のI先生の言葉を、今、反芻している。先生が六段に合格した際、講評で高段者の先生からこう言われたという。「杖道の教本には、書かれていないことが多々ある。それを古流を通じて学べ」そう語る先生の口調には、どこか迷いが滲んでいた。その眼差しは遠...
雑記

【冬の洗車場】大誤解だった

今日は比較的温度が高い。−2度程度の盛岡。日中は太陽が暖かく、プリウスのボディの雪が綺麗にとけた。以前、洗車場が閉じてて洗車できなかった話をした。誤解だった。洗車コースを設定してお金を入れたら、扉が開いた。下周りの氷雪剤を洗い流したくてうず...
杖道

正眼攻略の鍵は「引き算」にあった

正眼攻略の鍵は「引き算」にあった正眼の間合い―これがどうにもしっくりこず、長らくの課題であった。手順は理解しているつもりでも、相手との距離が遠かったり近かったりと安定しない。「正眼とはこういうものだ」と割り切るには、あまりに居心地が悪かった...