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漢方医学

温病縦横の上焦湿熱に対する経方医学のアプローチ

温病学の「上焦湿熱証」(新加香薷飲証や三仁湯証など)の各証候について、経方医学の視点から直接的に解説した文献は存在しない。 しかし、経方医学においても、上焦(人体表層の外殻である「皮・肌・肉」)に湿と熱が侵入・停滞した病態は、「風湿」「風水...
漢方医学

温病縦横:湿熱症の下焦における病機と治療

温病学の三焦弁証において、湿熱邪気が下焦(膀胱・大腸)に侵入した段階の病態は、主に水液代謝の障害(小便不利)と、飲食物の伝化の失調(大便不通や下痢)として現れる。治療においては、湿と熱のどちらが重いかによって「湿重於熱」と「熱重於湿」に分け...
漢方医学

温病縦横:湿熱症の中焦における病機と治療

温病学の三焦弁証において、湿熱邪気が中焦(脾胃)に侵入した段階は、湿熱病において最も長く留まる期間であり、非常に多くの病態変化を見せる。治療の根本は脾胃の気機(昇降)を整えて湿を化し熱を清することであるが、**「湿と熱のどちらが重いか」**...
漢方医学

温病学の視点:湿熱病「上焦」の病態と治方

温病学の視点において、湿熱病は「三焦弁証」を用いて分類・治療される。湿熱邪気は上焦の肺から侵入し、気機を阻滞させて水液代謝の障害を引き起こす。そのため「上焦湿熱証」では、辛香宣透・芳化湿濁の治法を用い、邪を汗とともに解することが基本となる。...
漢方医学

温病の縦のルート〜三焦弁証

これまでの記事では、温熱邪気によって引き起こされる「温熱病」と、それが体表から深部へと段階的に進行していくプロセスを捉える「衛気営血弁証(えきえいきけつべんしょう)」について解説した。「浅い層から深い層へ」と向かう、いわば**「横の伝変」*...
雑記

ファウンデーション辞めた

私はファウンデーションが大好きだ。 化粧のことではない。 アイザック・アシモフのファウンデーションのことである。ファウンデーションの世界観が大好き。本もドラマも全部好き。 それがゲーム化されて、iPhone版ゲーム版がローンチするとのことで...
漢方医学

温病学における「血分証」と経方医学

温熱邪気が血分に侵入した「血分証」は、温熱病において熱邪が人体の栄養物質(陰液・血液)を深く消耗し、出血や痙攣などを引き起こす最も重篤な段階である。病変の部位は主に心、肝、腎の三臓に及ぶが、肺や少腹に波及することもある。1. 心(心血・心神...
漢方医学

温病学「営分証」の病態と分類、そして経方医学によるアプローチ

温熱病において、温熱邪気が深く入り込んだ状態である「営分証」。営分証は、主に心(心営・心包)の病変を基本とするが、熱邪の進行により肝や小腸・大腸・膀胱などにも波及していく。本稿では、まず温病学における営分証の多様な病態と治療法を整理し、続い...
漢方医学

温熱邪気における気分証の臓腑別展開と治方

温熱病における「気分証(きぶんしょう)」は、温熱邪気が体表(衛分)の防衛線を突破し、裏(内部)の機能的な層へと深く進入した段階の証候群である。正気と邪気の闘争が激化し、裏熱が極めて盛んになるのが特徴である。病変部位は多岐にわたり、主に肺、胸...
漢方医学

経方医学から読み解く温病衛分と心包逆伝

〜衛気の境界線と「心包逆伝」の空間的解釈〜「肺に邪が入る」という状態が、まだ浅い「衛分」に留まっているのか、それとも「気分」というさらに奥へ進行した状態なのか。この境界線の引き方において、従来の温病学と経方医学(傷寒論・金匱要略の理論)とで...