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耳鳴治療予習覚え書き

雑記

 お年を召した方の耳鳴2人受診予定。

耳鳴治療は久しぶりなので師匠のノートや中医臨床本(今日中医耳鼻喉科 王永炎ら总主編 人民衛生出版社2001年)で予習。以下のページは中医臨床本からの参照ページ。

耳鳴には風熱侵襲証、痰火鬱結証、腎精虧損証、気滞血瘀証、気血虧虚証と分類される(p107)。

高齢者であるので、腎精虧損証、たまに気血虧虚証を予習しよう。

腎精虧損証は当然老人に多く、長い間かけて成立する。難治である。腎陰虚、腎陽虚を鑑別する。六味丸、八味丸加減をベースに行う。但し、長期に処方を続けるためには中気即ち脾気を傷付けるのを気にかける(p114)。

気血虧虚証は疲労で増悪することが目安になる。食欲不振や軟便と言った中気、脾気が破られている。よってそれを改善すべき。帰脾湯や補中益気湯、六君子湯をベースに加減する(p115)。

あと、師匠ノートから左寸脈が浮いている場合は陰虚陽亢しているので代赭石などの落とし系、さらに魂魄を押させる龍骨牡蛎。右寸が緩脈で按じて細濇ならば胃気が直達路を伝って登っているので桂皮。

あとは出たとこ勝負だな。

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