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手からすり抜ける自験例も身につくぞ

刺絡療法

 ぱっと効果がある処方や症例は症例発表や講演会で提示し易い。どうだかっこいいだろう、一発で効いたぞと自慢できる。
 やったことがある方なら分かると思うが、論文や症例をまとめる過程で色々と得るもの学ぶことがが多い。記憶にも残りやすい。しかし、そうではない場合も、つまり発表へ持って行けない症例も結構ある。症例として型に嵌められないのだ。

 ああでもないこうでもないと迷ったり、改善レベルで寛解に至らない症例はそもそも症例発表し難い。しかし、得てしてそのような症例こそ実は貴重であることが多い。ところが発表症例としてまとめない。だからせっかく調べた事柄もその患者さんが自分の手から離れた後は情報が消えて行ってしまう。いつももったいないなと思っていた。

 それがZettelkastenで回収できるのだ。アトミックノートつまり小さな塊にして文脈に沿って挿入するから、面白いように生きた知識になっていくのだ。本当にありがたい。

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