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『経方方証縦横』に学ぶ桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯の「弁証要点」と「仲景方論」

漢方医学

『経方方証縦横』における「桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯」の「弁証要点」と「仲景方論」についての記述は以下の通りである。

【弁証要点】

本方の臨床応用における要点として、以下のように記載されている。

  • 構成:本方は、桂枝湯から芍薬を取り去り、蜀漆(しょくしつ)、龍骨、牡蛎を加えて構成されている。
  • 他方との鑑別と適応:胸の陽気が振るわず(胸陽不振)、胸が張って息苦しく脈が促となる(胸満脈促)ような状態であれば「桂枝去芍薬湯」を用いる。しかし、陽虚がさらに甚だしく、陰邪が内部に凝集して、胸満に加えて「煩驚(ひどく驚き煩う)」や「臥起不安(横になっても起き上がっても落ち着かない)」などの症状が現れた場合には、本方を用いる。
  • 治療の目的:本方を用いることで、「扶陽抑陰(陽気を助けて陰気を抑える)」「滌痰開竅(痰を洗い流して意識をはっきりさせる)」「鎮静安神(精神を鎮め安定させる)」を図るべきであるとされている。

【仲景方論】

張仲景の『傷寒論』からの引用として、以下の1つの条文のみが記載されている。

  • 『傷寒論』第112条:「傷寒で脈が浮の者に、医師が火(火法)を用いて無理に汗をかかせ(火迫劫之)、亡陽となって、必ず驚狂し、臥起不安(寝ても起きても落ち着かない)となる者は、桂枝去芍薬加蜀漆牡蛎龍骨救逆湯がこれを主治する」。

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