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大黄黄連瀉心湯が誤下でないとすると

漢方医学

大黄黄連瀉心湯(配薬は大黄、黄連、黄芩)は誤発汗、誤下して形成された心下痞を治すのに使われる。これまでそんなものかと通り過ぎていた。しかし、はたと気付いた。

大黄黄連瀉心湯にはそもそも大黄が入っているではないか。これが瀉下であり、誤下ではないという理屈だ。

誤下した後、さらに誤下するのがいい。と言うわけがない。

ということは誤発汗、誤下した後に投与するこの大黄黄連瀉心湯は当然誤下ではない。条文に記述はないが瀉下ということになる。

ここで疑問が湧く。誤下と瀉下とどう違うか。

それは大黄を使うか否かの違いではないだろう。

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