科学的に正しいダイエット 最高の教科書 (庵野拓将著)を読み、いくつか大きな方針の転換になったので報告する。科学的に正しいとは、要するに実験によって得られた事実、結果を導いた確からしい仮説の積み重ねということになる。本書はそれがクリアであった。かつ頭の弱い私にもすっと入ってこれるような平易な文体で好感がもてた。
ダイエット成功もつかの間
私はタク氏のダイエット法即ち認知科学によりダイエットを達成した。しかしその後筋肉を増強しようとした。確かに筋肉は見た目ではあるが少しではあるが増えて来た。しかしやり過ぎて前腕や背部痛が出たりした。さらに体重が1週間の間に3Kgの幅で増えたり減ったりを往き来している。そして見た目ではあるが、お腹が明らかに減っているようには見えない。
確かにダイエットを達成した後のことは、タク氏の著作には特に記載がなかった。待っているのだけど続編もない。しかしダイエット達成後も私の人生は続く。これまでの数多いリバウンド経験からそこで終わらせてはならない。テーマは腹回りの改善を目標とした。そしてそのために手探りで認知科学の技法を使い、自分なりの方法でスコトーマ(目盲)を少しずつ外し、色々と情報を取り込んで行った。これまでのリバウンドと違うことはダイエットは、ボディメイクという目標で続けていることだ。しかし先述通りなかなか目に見える成果を得られないでいた。そうしていて少しでも体重が増えると恐れおののいた。
ダイエット後は孤独
ダイエットに関する記事はググるとそれこそ星の数ほどヒットする。ところがダイエット達成後について、特にリバウンド予防法に関する記事は、実はない。試しに検索をかけたら分かるけど本当にないのだ。「リバウンド知らずの◯×ダイエット法」はいっぱいヒットするのに。
実は研究レベルでは模索されている。しかし一般の方の体験レベルできるほど体系だっているかというと恐らくそれはまだだ(あ、海外での「一般」は知りません。念のため)。
そんな中で私は一人だ。フロンティアになるのは不安がいっぱいだし、五里霧中手探りでトライアンドエラーして成功を収めるには残った時間が少ない。でもそうであっても文献を探し続けて、色々と試してきた。
まだ、外れていないスコトーマがあるのかも知れない。継続して情報収集を行いながら少しずつ情報を適応してトライアンドエラーを続けている。今回読んだ文献もその1つだ。
ダイエットの新しい指針
本著を読んで得た新しい知見と今後方針として取り込みたい課題を挙げていく。引用ページや引用論文タイトルなどは省く。
・ダイエットを達成した後は筋肉量を戻すまで体重が増加しようとする。よって筋肉量を早くダイエット前まで戻すことでリバウンドが収まる。今後総論的にそのように理解して情報収集していく。
・優先すべき食べ物は繊維、白い肉(鶏肉)、蛋白質、カリフラワー、ブロッコリー、ピーマン、キャベツ、ブルーベリーやプルーンなどの果物、ヨーグルト。プロテインは昼食30分前に内服する。
・避けるべき物は超加工食品。ナッツは食べても良いが同時にチーズは避ける。ソーセージさようなら。
・運動は低強度で回数を多くする。有酸素運動をより積極的に導入する(本書とは別の情報源から同時には行わない)。
・就眠時間7時間以上とする。
要するに本書の内容を合わせれば脂肪を減らし筋肉量を増やす方法になる。ダイエットの終着それはダイエット前の筋肉量のリカバリなのだ。そこまできたらダイエットはいったん終了と思って良いことが分かった。
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