ジョギング始めてから市内のスポーツ量販店めぐりをしていた。
勿論シューズを購入するためだ。
しかしすんなりとシューズは決まらなかった。
不正確な説明を受けたり、やる気なさそうな陳列してたり、そもそも置いてなかったりした。
靴を置いてない店、というのは言い過ぎか。
その店はトレッキングシューズのみ置いてあった。
山登りジャンルらしい。
その世界もきっと楽しいに違いない。
そうしてその休日も、未踏のスポーツ量販店に足を向けた。
そこは盛岡市のゼビオだった。
今までのお店で一番お客さんが多かったことに気付いた。
あれ?
ネットの時代この賑わいは久しぶりだと少し驚いた。
先ずはそのまま靴売り場にそのまま向かった。
見ると二人ほど、そのコーナーには担当の店員さんがいた。
いや、実際に担当なんですか?と確かめたわけではない。
それでは何故、担当だと認識したか。
その二人はいかにも、人に声かけてもらいたいような気配があった。
不思議な存在、有り様だ。
そういえばこれまでの量販店店員のイメージは大体2つ。
1つは、声をかけてきて、何とか購買に結びつくような話へ持っていこうとするタイプ。
これは想像だが、お客に売った金額で収入が左右されるのだろう。
気持ちはよく分かる。
生活がかかっているのだから当然だ。
そしてもう一つは、全くの無視だ。こちらが声をかけて、ようやく振り返り商品の説明をする感じだ。それまで店員は我関せずと何かしらの作業している。
私は2つ目の店員が好みだ。我関せずというその気配が好きだ。
しかし、それでも買う気満々なときはちょっとむっとすることもあった。
貴方が買おうが買うまいが別に良いっすって感じが伝わってきてしまう。
いや、どうせ冷やかしでしょ、というような感じ。
でも客としてはどう思うがそれは勝手だ。
ネットを避けて店にきたのに。
ネットが安いの分かるのにあえてここに来たのに。
そんな私の承認欲求を叶えてくれない。
思えばなんて自分勝手な私。
勿論、それは私の思い込みの可能性は否定出来ない。
そんなときはびびりな私は丁寧に接客のお礼をして、店を出る。
そしてはその店では買わず、結局ネットで買うとうことが結構ある。
ところが、話を戻すとこの店員さんたちはその2つのタイプのどちらでもなかった。
特に作業をしているわけではない。
店員さんはリラックスして笑顔を振りまいている。
とても楽しそうな雰囲気だ。
こちらが黙って見て回るのを邪魔しない。
でも分からないことは声を遠慮なくかけても良いというオーラ。
絶妙な気配、様子がそこにあった。
誤解を恐れずに言うと声かけられることを楽しみにしている様子と言ったら良いだろうか。
こんな店員さんたちは見たことがないタイプであった。
私はその一人に声をかけさせてもらい、いくつかのシューズを履き比べした。
結果余り悩まず、納得の上ASICSのGEL-KAYANO 30の購入に至った。
大変気持ちよく買えた。
これからスポーツ用品はまず、盛岡市のゼビオに行こうと思う。
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