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嘘つき記憶

バレットジャーナル

 『アトミック・リーディング(五藤隆介著)』に影響された。多くのブレイクスルーを得た。その詳細は今回のテーマではないので略す。結果どんどんとZettelKasntenの文献引用メモが増えている。本や論文、Web記事、漫画に至るまでその範疇は拡大している。

 そこで本当に大きな気づきがあった。自戒の念を込めてここに記す。

 引用は正確に。そして、著者の著者の発言に対して私見を挟まずにかつ自分の言葉で簡潔に記す。それはZettelKasntenでもアトミック・リーディングでも共通した思想であると理解している。付け加えると、自分の意見はZettelKastenで言うところの、永久保存版メモへ自由に記して保存する。

 ところで、漫画というのはさっと読めてしまう。画像から判断して勢いでセリフを読み飛ばすこともあるだろう。まあ、漫画故にそれ自体はそういう楽しみ方があっても良いのかも知れない。しかしその一部を引用しようとして全く内容を誤解していたことに驚いたできごとがあったので紹介したい。

 『やる気クエスト(岡野純著)』というタスクシュートの有用性を解説した漫画がある。この本を読んで俄然やる気が出てたすくま道を邁進するようになっている。そのことを以前ブログでこの本にこんなことが書いてある!風に紹介しようとしたときのことだ。

 やる気がでる方法の1つに、自分を承認者にする、ということが書いてあったと判断した。Kindleに返却してから(Unlimitedですのでね)、良い話だなと思って実践した。そのために、無理なタスクを立てず、またそのタスクを究極なまでに実行することにした。コレは本当に役だった。バレットジャーナルで抜けていたタスクがちゃんと実施へと導かれるようになった。その結果多くの、いわゆるやりたいことが見えてきたモノだった。曖昧な言い方で申し訳ないが本筋から逸れるのでこのことはここまで。

 で、自分を承認者にするなんていい話だな、引用したいなと思って、再度Kindleから借りてページ数を記して「自己承認者となる」部分は、はて何処だったっけと探した。

 実は、なかった!

 この漫画はそんなことを言っていなかったのだ。

 書いてあったのは、

>自分にとっての「承認者を見つける」(368/516)

 とのことである。この承認者とは例えば自分を奮い立たせてくれる信頼できる上司のような存在のことを指している。

 何と言うことだろう。著者が言ってもいないことを、さも言ったように感動して実践して、成果まで得てしまった。いや結果オーライなわけだが、私としては二度美味しかった。

 記憶はウソをつく。きっちりと著者の主張を引用しておくことの重要性が身に染みた出来事であった。

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