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床屋での会話から始まった、サウナの水風呂と「衛気」をめぐるあれこれ

漢方医学

サウナに本格的にこだわるようになって、もう3、4年が過ぎようとしている。いつの日から始めたかはちょっと覚えていないが、おそらくそのくらいだと思う。

 

始めた頃は先輩方のやり方を勉強したり、サウナの関連本を読み漁ったりして、いろいろ真似していた。最近では自分なりの流れというかこだわりができて、「この程度の手順を踏めばととのうまでいけるだろう」というのは把握できているように思える。

 

気づけば、今のやり方も結局は自分で見つけ出したものであって、唯一の正解とは思えない。いろんな人の意見を聞きながら、自分なりの方法を探していくことこそがサウナ道(サ道)ではないかな、と思っている。

そんな中で先日、散歩しているときにサウナの話になった。何でもその散髪屋さんは、サウナを試したいのだけど冷たい水に入るのがちょっと怖い、とおっしゃっていた。

 

我が国のサウナの入り方としては、まず熱いサウナ本体に入って、次は冷水、そして外気浴というのが一通りのスタンダードだと思っていいと思う。この冷水というのはその中間の部分で、やはり飛ばしてはならないステップだと思える。

確かに、10冊以上読んだ関連本のどこを見てもこの部分に関しては書いてあるのを見たことがない。私自身は、実は自分なりの対策としてある手順を踏んで、冷たい水に入る、あるいは冷たい水に入る前の肩に冷たい水をかける段階での方法を実践している。

 

まず最初は、冷水に入る前の段階である。サウナから出た後は、まず汗を流してから水風呂に入るのが一応のエチケット、手順と言われている。これはその通りだと思うので実践すべきである。冷たい水を足にまずかける。これはまず誰でもできると思う。問題は体だ。体にかける時、特に心臓ですね、胸のあたりにかける時、ヒヤッと嫌な感じがするというのは私も同様である。

 

実はこの時、かける時に同時に「ふっ」と気合を入れる。

声を出すと周囲に迷惑がかかるので、音を立てず気合を入れるのだ、吐く息で。同様に、冷水に体をつけるときも、もちろん足から入って順々に体を入れていくわけだが、お腹から胸にかけて浸かるときに、同じように「ふっ」と気合を入れる。これは漢方でいうところの宣散にあたる。宣散というのは衛気を走らせるわけである。衛気を走らせることで、外から外邪が皮肌から入ってくるのを防ぐという意味がある。理屈はともかく、これで冷水へ対応は可能である。

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