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数万円単位で貯まる不思議なダイエット

ダイエット

予想外のコメント

 「先生、それじゃあすごくお金かかったでしょう?」
 14Kg以上減量した話をしていたらそのようにコメントされた。そう言われてはっとした。逆なのだ。お金が余る、小金が貯まるのだ。
 ダイエット以前にだいたい普段から食事量、回数多くないですか。朝、昼、おやつ、夕食、小腹空いた時。喉が渇いたら口当たりの良い甘いジュース。仮にいくら食べても太らないとしてそれだけ食べてるってそもそもどうなんだろう。お腹空く暇ないな。今ならお腹が全然空かないなんてのはもう想像もできない。体調悪いのかもと心配になる。言葉は悪いが、商人あきんどに抗い難い遺伝子的な特性を逆手に色々理由をつけて買わないといられなくなっているのではと思えてしまう。

食いしん坊遺伝子

 食べられなくなるかも、という危機感というのがどうやら私たちの遺伝子レベルに刷り込まれているのだろう。飢餓を生き抜いた故、食べれる時に食べておきたいというもの。食いしん坊遺伝子だ。しかしそれは種族の保存のため必要だった。実は本来、300万年の人間の歴史において満腹より空腹になれてたという(「食べない」健康法 PHP文庫 石原結實著)。実際自由に食べられる状態ではなかったのだ。そんな中で食べ物を目の前に「いや、食べなくて良いです。」なんて言ってたら種族が滅びる。常に不足していることに慣れていたと推察される。ただ今日必要な状況は日本にはほとんどないのは明らかだ。これは仮説であるが、十分な食物摂取量以上になってもそれを止める方の遺伝子的な性質は十分ではないのかもしれない。不足していたから必要なかったのだ。これは現在社会ではこのことが新たな疾患のリスクを生み出す元凶になりかねない。

それまで食費がすごかった

 私の場合はどうだろう。以前は糖質制限食、カロリー無視、糖質量50g/日を上限として摂取していた。ご飯麺類粉物(炭水化物)は週末ドカ食い。それ以外のウィークデイでは、朝はコーヒーのみ。昼は自分でスーパーなどで糖質制限食をセレクトして購入してそれを病院に持ち込んだ。病院で糖質制限食なんて準備してくれないから、この昼食代だけでも猛烈に食費がかかった。
 夜は糖質制限食に限る。ということは肉類、魚介類がメイン。それらを腹一杯食べる。それだけではない。体重当たりのタンパク質量を摂取するためプロテインを食間に飲んでいた。

現在の食費はとても安い

 これが1日1食になったらどうだろう。言葉を変えると16時間断食を実施するようになったらどうだろう。朝はやはりコーヒー。確かに日中はナッツ代が必要だ。ナッツは素焼きでなるべく上等、種類が多く、美味しいと思える製品を選ぶことにする。確かにやや高価なナッツをセレクションしている。ただし昼食時にお猪口1、2杯程度だからほとんど減らないけどね。あと、食間のプロテインは飲まなくなった。
 夕食は腹八分目ならぬ5分目である。糖質制限を意識しつつ美味しく、食べたいものを食べる。量は当然少なくなった。
 ということで食費がやたら減った。ダイエットは成功した。頭がすっきりした状態を得て、体は軽くなった。全くいいことづくめである。

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