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『経方方証縦横』に学ぶ桂麻各半湯の注家方論と医案

東洋医学

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『経方方証縦横』における「桂枝麻黄各半湯」の「弁証要点」と「仲景方論」については以下の通りである。

弁証要点

本方の臨床応用における要点として、以下のように記載されている。

  • 邪郁営衛と発汗の軽剤: 本方は邪が営衛に鬱滞し、営衛の抗邪の力が振るわない証に用いる。桂枝湯と麻黄湯を合わせた後、桂枝と甘草の用量が相対的に増大して比率は5:3となる。一方、麻黄・生姜・芍薬・甘草の用量は等しくなる。これにより麻黄湯の中の各生薬の比率は、麻黄・桂枝・杏仁・甘草が3:2:4:1から3:5:4:3へと変化し、それがさらに桂枝湯と合わさることで解表発汗の作用が明らかに減弱し、発汗の「軽剤」となる。

  • 正気の兼顧: 本方の証は、表証は比較的軽いものの、邪が営衛に鬱滞して営衛の抗邪の力が振るわないため、治療時には必ず正気を兼顧(配慮)しなければ治療効果を得ることはできないとされている。

  • 臨床応用: 『傷寒論方古今臨床』の説を引用し、病気が長引いて正気がやや虚し、表邪が未解で顔が赤く身体が痒いといった、邪が表に鬱して汗を出そうとしても出ない者には、本方を用いて状況に合わせて導く(因勢利導)ことができるとしている。また、マラリア(瘧疾)で熱が多く寒が少なく、肢体がだるく痛み、本方の証がある者にも広く使用できるとされている。

仲景方論

張仲景の『傷寒論』からの引用として、以下の1つの条文が記載されている。

  • 『傷寒論』第23条: 「太陽病、これを得て八、九日、瘧(マラリア)のような症状で、発熱悪寒し、熱が多く寒が少なく、その人は嘔吐せず、便通は正常で、一日に二、三度発作が起きる。脈が微緩な者は、治癒しようとしているためである。脈が微で悪寒する者は、陰陽ともに虚しているため、さらに発汗させたり、下したり、吐かせたりしてはならない。顔色がかえって熱を帯びて赤い者は、まだ病が解けようとしていないためである。少し汗をかくことができず、必ず身体が痒くなるため、桂枝麻黄各半湯が適している」。

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