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答えがすべてCosense(Scrapbox)にある感覚

情報管理

 情報が溜まったら勝手に書きたくなるプロダクトしたくなる。その上それは既に書くことが決まっている。

このことはZettelkastenの特徴だと思っていた。まさにTAKE NOTES!(ズンク・アーレンス著 日経BP)で最初に目に入り、とても憧れた。しかしそれは最初から文脈を作って行く前提で重ねられていく永久保存版メモのことだと後日理解し、興奮が段々と私から遠ざかって居た。

私はZettelkasten(Obsidianを使った)に挫折した。どうしても、最初から文脈というものが作れなかった。作ってもいびつでヘンテコな物になり、そのうえいつも文脈を意識することでリラックスして本も読めずにいた。しまいにはヤケになって新しい文献を読むと、どの文脈にも属さない新しい文脈の山ができてしまった。

完敗だ。ここでもう、これでZettelkastenのノートシステムには戻らず、Cosense(Scrapbox)にアイデアや文献(他にMenndeley)を入れてリンクをちりばめることにした。

ところが、だ。

ダイエット法を調べているうち、抗がん剤の「ラパマイシン」に到着した。ラパマイシンとは抗がん剤だ(詳細は現時点では省く)。凄く面白いものだから多くの実利的な文献を横断的に読んでいるうちに、何か書きたい気持ちに駆られるようになった。

ダイエットを調べる内にmTOR(これも詳細は現時点では省く)にたどり着いた、と言うタイトルで書き始めた。それをOmniOutliner5へ書込み、色々と並べ替えていった。当然、ここから文脈作成がはじまるのだが、定義、そしてなぜそれに着眼したか、結局なにがダイエットと関係していると考えるのかが、すべてCosenseに答えが入っている。

つまりアウトライナーで必要と思われる文脈に組み入れたいと思しき内容は全て存在していて、容易に取り出せるのだ。

具体的にはこうだ。そもそもmTORは何か、何の略か、ラパマイシンとどう関係するのか。それとダイエットとどう関係するのかがCosenseに時を経て既に書かれているのだ。

 何という不思議な感覚だろう。

 そしてこれがルーマン先生がおっしゃる書く時間がないことが唯一の欠点ということかもしれない。あっというまに膨大な時間と文字数を消費した。もちろん未完だ。

もう今日だけでお腹いっぱいになった。もしかしたら私にも来たのかも知れない。

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