一日一食を実践されている方たちを存じ上げている。私はそのような方たちを貶める意図は全くない。それどころかいずれ私も一日一食になっていくと思っている。
『トロント最高の医師が教える 世界最強のファスティング (ジェイソン・ファン著)』(以下トロント本)のこと。
誤解していたことに気づき、再度主張を整理して理解し直した。結果、より強固に著者の思想が伝わり、もやもやしていた矛盾がなくなった。
一般的にファスティング法というと、カロリー制限、あるいは少ない食物量でどう我慢するかの方法、という先入観が先に立つだろう。今思えばそれこそ私のスコトーマそのものであった。
確かにトロント本ではタイトル通りファスティングを主張している。ファスティングした日は言うまでもなく一日食事摂取量は極小になる。しかしその一方でトロント本はカロリー制限によるダイエット効果に対して繰り返し実例をあげて否定している。だからトロント本は一日食物摂取量により痩身していくことを主張してはいない。
それどころかダイエット、あるいは脂肪燃焼するために食物摂取量を充分摂取しなくてはならないと私は解釈している。
それは何故か。
基礎代謝量を一定以上保つ必要があるからだ。
仮にカロリー制限がダメでも運動すれば脂肪燃焼して痩せられるのでは?
それは違う。
運動消費カロリーは狩猟民族ハッツァ族(別の本ではハッザ族)と現代のカウチポテト族と殆ど変わらない。インフラが整った現代人がどんなに運動しようが運動消費カロリーは殆ど増えない。
では何が変化するのか。
それが基礎代謝量なのだ。
では基礎代謝は何で決まるのか。
基礎代謝量は食事摂取量(と頭相)によるインスリン分泌量で決定されるのだ。
ところがだ。一日一食では、一食を思いっきり食べてもとても基礎代謝がきっちりとあがるほどの食事摂取量には至らない。私自身が食いしん坊で、はち切れるほど食べてもだ。
一日一食を毎日続けた日々は今思い出しても笑けてしまう。
雪国だからということもあってか寒さが強くなった。毎日腹は好き、倦怠感に襲われた。こんなこと一生は続けられないと思えた。そしてあろうことか体重減少しなくなった。ああこの方法もダメなのかと思った。今思えばこれらは単に、基礎代謝が落ちていたと言うことだ。誤った方法はこうですよ、と教えてくれたようなものだった。
ファスティングは間欠的にすべきなのだ。つまりファスティングしたらその翌日は三食食べて(糖質、タンパク質制限の必要有)しっかり栄養をとることで基礎代謝量が落ちることを防ぐことで成り立つのだ。
実際24時間間欠的ファスティングやってみると分かるのだけど、ファンスティング日上述の寒さ、倦怠感、空腹感は激減だ。これで良かったのだ。
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