先週紹介した、倦怠感と膀胱刺激症状を呈する患者さんである。 以前報告したとおり、西洋医学的に泌尿器科と連携して治療を進めていたが、症状は小康状態を保つも著効とは言えなかった。そのような中、その症状が大まかに昇陥湯の証であることに気づいた。 そこで柴胡、升麻、桔梗、黄耆、知母、竜胆、木通、猪苓を処方した。
一週間後の昨日、患者が来院した。 症状は消失していた。倦怠感も膀胱刺激症状もである。 薬が苦すぎて3日間しか服用できなかったとのことである。 しかし逆に言えば、3日間は服用できたわけだ。 3日間の服用で効果が見られたため、症状が再燃した際には残薬を服用するよう指示し、一旦終診とした。

 
  
  
  
  
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