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十味剉㪚は読めなかった

漢方医学

十味剉㪚は多分じゅうみささんと読む。たぶん。

違ったらご教授して欲しい。

最近真面目に日本東洋医学会誌を読み耽ることが多くなった。

そこでたままたま十味剉㪚なる方剤を見当てた。線維筋痛症に有効だったという。

あれ?どう読むんだろう。前見たような気がしたけど、読めないから通り過ぎたかなと思いながら、配薬をみると、当帰、芍薬、川芎、地黄、桂皮、黄耆、防風、茯苓、附子だという。手持ちの方函類聚全(栗園先生著)p6に

>血虚臂痛甚だしき者を治す。また足痛、日を経て脛肉脱し、行歩艱難の者を治す

とある。

立派な名前、読みにくい名前だがどうってことはない配薬だ。しかしこのどうってことがない配薬は私に大きな示唆を与えた。

そうだ。

通絡するには血虚証の有無をおろそかにしていたかも知れない。

リウマチ性多発筋痛症の方で、ステロイドでいったん寛解したが、その後全身痛になった方がいた(線維筋痛症の診断には至ってない)。勿論、漢方で加療し症状が著減したがどうしても長く歩くと足元が痛みが出てしまうというのだ。ちょうど明日受診予定だ。血虚証の有無(年齢からしてきっとある)、配薬でちゃんと補血をしているかチェックしたい。

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