ZettelKasten(ZTN)における私の論拠は「TAKE NOTES! ズンク・アーレンス著 日経BP」である。これをあるMacアプリで1年以上実践した。
ZTNは「文脈」を作ることで原稿を情報を入れた端から作って行く方法である。ただ入れるわけではなく自分の言葉に言い換えた文章を入れる。その結果少しずつ独自の「文脈」を作っていくことになる。
仕入れていく情報はそれまでの文脈のどの部分に該当するかを意識して読み込む。そして、それが文脈の途中であっても独自のナンバリングで入れ込んでいく。
もしそれまでにないテーマは、次のナンバリングに付け足していく。
ある程度「文脈」が大きくなったら、それをそのまま原稿として取り出していく。
だから、たくさん情報を入れていくほど多くの原稿が作られることになる。
では、これを実践した私はどうなったか。
- 文脈が自由すぎて収拾がつかず、巨大化した。
- 読む本が文脈のテーマに沿ってない場合避けた。
- 2.に抗い、新しいテーマに挑んだら、関係ないテーマが隣通しのナンバリングが並びまくった。
- 私のアプリはリンクにマウスオーバーすると画面が上下に揺れ(ほんまかいな)やる気が削がれた(ZTN法とは無関係)。
- Scrapboxに出会ってそっちに入れ込んでしまった。
文脈という、とても扱うのに困難な、ヤマタノオロチのような奴に立ち向かうには、私は及ばなかったのかも知れない。これを使い始めて特にプロダクトは、無理くり作ったものを除いて、ほとんどない。
コメント