今さら水なのか。
いや、食事をしないで水がぶ飲みダイエットを勧めたいわけではない。
先日たまたま『「代謝」がわかれば身体がわかる (光文社新書) 大平 万里 (著)』を読んでいた。しつこい位の比喩表現が面白くてぐいぐいと引き寄せられる。その中で「酵素の労働条件」という章を読んでいた。
その条件は4つ。水、温度、pH、有機溶媒や重金属がないこと(同p591/4626)。
…水!?
ここで、数年前のフラッシュバックが来た。
実は以前私はアベの10万でパーソナルジムに数ヶ月ほど通ったことがある。
当時の私は素直にすべて、言われたとおりにした。
そして確かに筋肉は少し増えた。
しかしそれ以上に脂肪がいっぱい増えた。
結果体重が爆増して腹回りが超サイズアップした。
最後にトレーナーに小さな声で
「…すみませんでした。」
と言われた。
いや、言って欲しくなかったよ。
まあ今となってはどうでもいいのだけど。
話を戻す。
その時、当時のことを思い出したのだ。
私は本当に言われたとおりにしたのだろうか。
週に2回全身の筋トレ。
朝は和菓子2つ。
昼、夕方は糖質も充分とって蛋白質をお腹いっぱい食べた。
最後の1ヶ月は糖質制限食だった。
食事内容は全て写メして送信した。
トレーニング前後はプロテイン、トレーニング中はFAAを飲んだ。
そういえばクレアチニンも飲んだっけ。
ここでふと、思い出したんだ。
水を1.5L/日飲め、と。
いや水は飲まないわけない。
しかしそんなに多く飲んだっけ。
さすがに飲水量までは送信していなかったし要求もされていなかった。
健康であっても必要飲水量を決めるのは難しい。
漢方から見ると余分な水は湿、飲、痰となる。つまり簡単に病理産物となる。
我が国は水分が豊富で、元から湿り気がある国だ。
すぐに余分な水が溜まるのだ。
しかしそれは何らかの疾患の話である。
これでも私は漢方医経方医学を主る者のはしくれだ。
当時怖かったんだろうな、余分な水が。
でもここ数日実は、余分に水分を摂っている。
試しに測って1.5L/日。
排尿回数は当然あがった。
しかしそれ以上に体調が良いのだ。
それどころか体重減少スピードも速い。
酵素の労働条件が揃ったのだろうな。
今試している新しいダイエット方法に当然組み込もう。
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