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【Zettelkasten】ルーマン先生が天才であった所以

情報管理

 Zettelkastenの永久保存版メモ。

 考え尽くして文脈に沿って紡ぎ出された文章。

 すぐにでもどこかに提出できる。

 ブログ、論文、書籍なんでもござれ。

 Zettelkasntenを信奉した私はそんなメモを目指していた。

 しかし、あるテーマについて、もし考え尽くす前に1日が終わりを告げようとしたら。

 そしてもし、懸命に考えたけどまとまらなかったら。

 そうしたら考え尽くすことが出来ずに消えていくのではないか。

 だいたいにして考えるのは、その日のうちに最後まで考えないといけないものなのか。

 いや、その途中まで、わかったこと、考えたことのみ書いたら良いではないかという主張も分かる。。

 しかし永久保存版メモいや、Zettelkastenにどこまで分かっていて、どこからがまだ考え尽くしていない、この部分が伸びしろだと書きつける場所がいったいどこにあるのか。

 いっそ、プロジェクトにしたら良いかとも思たこともあった。しかし、それを実際すると、プロジェクトが乱立してしまう。みているだけで、見たくなくなる。そもそも予定が立てられない。

 発案者のルーマン博士は、Zettelkastenを誰でもできると仰った。自分は特別ではないとも。実際この方法は余す所なく公開されている。しかし誰もこの方法を用いてルーマン博士ほどの成果物をプロダクトした話は、知る限り誰もいない。

 天賦の才とはこの、永久保存版メモをこともなげに作れたことに尽きるのではないか。ルーマン博士の凄さを感じざるを得ない。

 ルーマン先生は単数あるいは複数の情報からさっと新しい永久保存版メモを書き上げる能力。それも1日6枚も。

  つまり、ルーマン先生は「思考力」が凄まじかったのだ。スピードも含めて凄まじかったのだ。

Zettelkastenにおいて中途半端な理解では、永久保存版メモは単なる情報の蓄積になってしまう。

誰かがどこかで書いた文章の書き直しつまり、本来文献引用メモの内容が連なるだけになる。

それが1000集まろうが、10000ファイルに達しても、結局情報保管庫でしかない。

それはEvernoteに任せている。そもそもZettelkastenには求めていない。

だから凡庸の私としては、きちっとした永久保存版メモを作るため「思考力」を補う何かが必要なのだ。

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