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武道の抑止力〜杖道の場合

杖道

抑止力は相手が戦いを挑もうとしても、相手が強いと躊躇させることで発揮する。

攻撃したら明らかに反撃されてお互いに傷がつく。なら仲良くすべきではないかというふうな関係が抑止力だ。

抑止力がない状態とは何か。

国家ならば平和憲法下で国土を奪われても何もできない。国家が国民を拉致しても取救出にいけない。もはや国家の態をなしていない。

喧嘩をしないというルールを持っていても、目をつけられたらいじめられ、周囲の人たちも助けない。自縛ルールは無駄だ。

国家も個人も一緒なのだ。

なら、武道の抑止力は何か。

やはり相手にこいつ攻撃したらこちらがやばいのではないかと思わせることである。

杖道に絞ってみよう。

やはり構えであろう。

素人から通じる構えは、やはり本手打の構えだ。

攻撃可能な領域に入ろうとするだけで、相手に杖を向けると入れない。これは一対一ならば一定の抑止力になるだろう。

引落の構えは玄人に対して有効であろう。一見太刀が打ち込める、丸裸な状態である。そこで、相手には見えないところに見えないサイズの太刀が後ろに隠れている。技次第で、杖先がどこまで伸びてくるかわからない。そう思えば打ち込むことができない。ただこの構えは素人ではだめだ。素人は恐らく簡単に打ち込んできて、抑止力にはならない。

常の構えで相手の技量が分かるような玄人であれば、これは相手にしないほうがいい。逃げろ。

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