スロージョギングデビュー、至福のひとときを30分余り過ごすことが出来た。
ジョギングとの再会は、およそ16年ぶりのものでした。
最初にジョギングを思い立ったとき、実は頭に浮かんだのは悲観的なイメージばかりでした。
「雨が降ったらどうしようか。」
「途中でお腹が痛くなったらどうしようか。」
「膝が痛くなってしまうのではないか。
「もしかしたら、倒れてしまうかもしれない。」
そうした不安が絶えなかったのです。
だから、何度もジムのトレッドミルで模擬練習し、不安を払拭しようとしました。
しかし、実際に走り始めてみると、不安ごとは一瞬で吹き飛びました。
こんなにも、スロージョギングが心地よいものだとは思いませんでした。
全く辛くありません。
Runkeeperで心拍数は126前後でした。
30分あまりの間呼吸も苦しさからは程遠いものでした。
逆に言えば、ランナーズハイと呼ばれる感覚も特に感じませんでした。
いや、ひょっとすると、私はずっとランナーズハイに浸っていたのかもしれません。
というのもスタートからゴールまで、私の気分は絶好調だったのです。
耳にはAudibleで妻夫木聡のナレーションで「ノルウェーの森(村上春樹著)」が流れていました。
AirPods Proを装着して、走るイメージが何となく合っていました。
そういった瞬間に、アイディアが湧いてくることを期待してました。
しかし今回は何も浮かびませんでした。
但し練習の一環として、DraftsでApple Watchから音声入力を試みてみることにしました。
そして、それも成功しました。
走っている最中に、思いがけないことも起こりました。
「ノルウェーの森」の前篇が、ジョギング中に終了してしまったのです。
そのため、iPhoneを腹巻きから取り出して操作する必要が生じました。
前方には女性が歩いていましたが、私は誤解を避けるために無関心を装い、別の道に曲がりました。
しかし、やっかいな瞬間がやってきたのは、ジョギング後30分を過ぎたころでした。
急に尿意が襲ってきたのです。
そのため、最後のスパートで家に向かいました。
でも、総じて言えば、スロージョギングは素晴らしい体験でした。
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