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【痛い】筋膜リリースとフォームローラー再発見

筋トレ

 「うげぇ!。」

 思わず声が漏れた。いや、それは声というほど理性的ではない。想像を遥かに超えた驚きと、それが痛みであったということが重なった嗚咽に似た正気が口から漏れたと言ってよい。

 筋膜リリースは整形外科の手技

 筋膜リリース。整形外科領域で具体的な技術である。ハイドロリリースとして「筋膜を剥がす」こと。エコー下で注射液を注入するという厳密な手技。私の知識は耳学問の範囲を超えないものの、その有効性は確からしいことは存じ上げている。

 巷の筋膜リリースのバリエーション

 所謂整形外科の手技以外での、筋膜リリースの方法は色々だ。例えばストレッチのような体操であったり道具を使ったり。道具に関しては円柱形の筒の様な形、フォームローラーが代表格だ。最近では電動式のローラーだけでは飽き足らず、普通の肩こりをほぐすバイブとどう違うのか分からないものまであったりする。まあ、筋膜リリース用?に設定されているのだろう。整形外科治療と同等の効果があるか否かはここで論ずる気は無い。

 フォームローラーとの出会い

 筋トレ後の柔軟が面倒な私は色々と言い訳を探していた。去年は最終的にサウナに落ち着いた。というのもその柔軟が血流を良くするのが目的というのならば、サウナでどうだと、どっぷりハマった。そしてそのサウナに至る前の言い訳に、いや筋膜リリースするからと買ったのがこれだ。

 結局、どれもこれも同じに見えて、まあ大きさが同じなら良いだろうと当時恐らく470円で購入した。YouTubeで真似てやっていたがすぐに飽きて辞めたのだった。

 フォームローラー再会

 ダイエット成功後、筋トレメニューを多くしてしまった。これでよってサウナに入る時間がなくなった。夜に筋トレするのだけど、ジムの風呂開放時間の期限に間に合わなくなってきたのだ。血流がやばくなった。でも相変わらず筋トレ後の柔軟体操をしていなかった。

 最初は良かったがやはり、明らかに関節痛が頻発してきた。もはや、筋トレ後柔軟体操か、筋トレメニューを減らしてサウナか。ああ、もう、柔軟体操すればいいのでしょ!

 そう思ってストレッチエリアに行ったら、なんとフォームローラーが置いてあった。横に写真で手順の解説がしてあるではないか。これこそ、神の差配。

 フォームローラー再入門

 そうして、あれこれしているうち小円筋にアプローチする段階で冒頭の状態となった。すっさまじい痛みだった。勿論他の部位もそこそこ痛む。慢性的に続いていた背部痛も、文字通りほぐれてほどけるように消退したのだった。そうしてメニューを一通り終わったところ、カラダが超超軽くなっていることに気付いた。まるで飛んでいきそうな勢いで立ち上がった。

 これはやるしかない。フォームローラーにハマろう。そこで自宅にある緑フォームローラーを押し入れから探し出した。色々試した。Kindleから入手した筋膜リリースの本を参照にゆっくりと味わった。でも、なんだかジムと比較して今イチなのだ。その直径が小さめ。いやそれ以外何が違うのかとよく見たら、体重を掛けると凹むんだなこれ。そのせいかな。さすが470円だ。

 本格的なフォームローラーを探すこととした。どんなのがいいかな。電動機能付けちゃうかな。楽しみだ。

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