逆手打はなんと合格点を得た。「良いんじゃないの?」と、i先生ご夫妻のコメント。いつも火曜日夜特別稽古を付けて頂いている先生方だ。
しかしその一方引落打はまだダメ出しだ。そして本手打もだ。
客観的にも主観的にも打ち込みは速くなったと思う。しかし最後そのすべらかしてもなお、力が入っているように見えるという。
確かにその通りかも知れない。私はしっかりすべらかしている。本来そもそも力を入れないようにする為にも、すべらかしていく。それがすべらかしてもなお力が入っているという。右手ですべらしながら押している、というのだ。まあ、その通りだ。しかし、最後はピタッと止めるため、力を込めるという意味でやっていたつもりだ。でもダメだというのだ。先生がダメだというならばダメなのだ。
始まりは着杖の型の改定であった。太刀が杖の押さえを避けて後ろに退き、構えるところに、杖を打ち込むには、速い打ち方が必然なのだ。
型において、ゆっくり正確にしていれば、早く動くことなんて簡単だと指導を受けることが度々ある。これはあまり正しくない。手順を確認するときは別として、型に速いも遅いもない。また、仮に早く動こうとしても早く動くことはできないだろう。きっと力がこめられてしまう。
引落打、本手打で改めて言われたことを書き連ねる。
力は入れない(たとえ滑らかしているときでもダメ)
左手で打つ、右手では打たない(右引落、右本手打ちの場合)
打ち終わる直前でぎゅっと握る。
いったん杖道の稽古を中しして落ち着いて検討した。
その結果2つ、見直す点を思い付いた。
一つは左手で打つことを鍛える。
そしてもう一つは、そもそもの体重移動についてを杖に任せる、ということだ。
体重移動に関しては別の記事で書く。
今回は、以前修行していた武術で、使っていたこれを20年振りに持ち出した。
とても懐かしく、すぐ手に馴染んでいる。
これをともかく振って鍛えよう。
コメント