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夏季で杖道歩法気づき中

杖道

夏の日差し照りつける中、涼しい室内で杖道の稽古が進行中。家で足の動きの練習に集中することにした。先月の最後の稽古日、師範から暑さを考慮してこのアイデアを提案されたからだ。

 杖道とは、単なる武道ではなく、内外の調和を追求するための修行の場でもある。個々の技術だけでなく、一人稽古のような部分も大切にしている。しかしながら、家での稽古は思った以上に難しいものだ。

 家中には棒や太刀があり、ついつい振り回してしまうこともある。机や本、天井の照明にぶつけることもしばしば。これまで、こうした状況にがっかりしてしまうこともあった。

 しかし、今年は違う。挑戦してみようとの強い意志が湧き上がってきたのだ。

 だからそんな中、引落打(ひきおとしうち)の型に目を向けてみることにした。右半身。相手に向かって右足はやや前に向けて90度回転。左手を胸の前で立て、右手をゆっくりと挙げる。そして、特に注目したのは右足の動きだ。

 踵に重心を置いて右足の向きを微調整しながら、歩を進める。しかし、これもなかなか簡単ではない。実際に杖や太刀を手に持ち、動きを確認してみると、自分が獲物ばかりに夢中になっていることに気付く。特に下半身の動きに関しては、前足への意識が強く、後ろの足には思うように注意を向けることができない。引落打の場合、右足(後ろ足)の動きが一定ではなく、不安定さを感じる。

 しかしこの状態こそが、成長の証しであると思える。不完全さを発見し受け入れつつ、自分の技術を見つめ直すことで、より深い理解を得ることができる。今回の稽古は、これまで以上に集中して、自分の内面と向き合う良い機会となりそうだ。

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