思いつきで始めた輔行訣の方剤を経方医学で解釈してくシリーズ。
全く自分のためにしている。
自分の、漢方処方のためだ。
私は一環して経方医学で配薬を学ぶことにしている。
そうすることで経方医学で加減ができる。
得意なことに引き込む、いやひっかかりを作る感じだ。
勿論全ての方剤が経方医学で解釈できるわけではない。
経方医学で理解できない方剤は使わない?
それは違う。勿体ない。
なんでこんなへんてこりんな配薬なんだろう。
あるいは万金丹に近い総花的な方剤も効く方剤がある。
実際、経験的あるいは対症療法的に漢方を処方することもある。
ただ加減するのが難しいだけだ。
あと、配薬が多いと覚えられない。
そういうときは電カルにプリセットしておくしかない。
良い時代になった。
とにもかくにも、患者さんが良くなればいいのだ。
改めて経方医学で読み解く意味は何か。
それは方剤を経方医学で方意が解ければ、それは経方の処方に組み込むことができるからだ。
普段私は、傷寒論、金匱要略の方剤を中心に処方している。
ここにきて、新しい方剤を読み解くことができればそれは、傷寒金匱の方剤をより自由に加減できることになるのだ。
そしてなんだかんだで輔行訣も残すところあと、3剤である。
泣いても笑っても終盤を迎えようとしている。
さて、輔行訣を読み切った後なんのテキストを読んでいこうか。
あらてめて温病条弁にするか、あるいは参西録にするか。
肩肘の力を抜いて、漢方治療百話や東医雑録で出てきた方剤を経方医学で読み解いていくというのも楽しいかも知れない。
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