先日参加した日本東洋医学学術総会。
久しぶりに亜東書店の店舗を訪れた。
巨大な棚を見て時間をかけてびびっと来る本を探した。
そこで、陳士鐸なる著者の処方集だ。
何者かいつの時代のヒトかも知らなかった。
その処方は配薬の数が少ない。
少ない生薬の種類でずばっと効かす。
かっこいい処方ではないか!
武骨な良い処方だ。
思わずカゴに入れてしまった。
調べてみれば、陳士鐸は明から清の時代の医師。なんと古典ではないか。
無知は恐ろしい、そして同時に得だ。だって知った時の喜びを味わえるからだ。
陳士鐸は証を重要視して脈を軽視する(ほんまかいな)という得意な診断思想で、脈は簡素化されているという。まあ、それはそれだ。
私は治れば良い、つまり良い配薬ができれば良いと思っているので、経方医学の立場から症状と四診配薬を探っていきたい。
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