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かつて朝日新聞は隠れみのだった

reading paper 雑記

 朝日新聞は今こそパヨクだなんだと、サンゴを大切にとかぼろくそに揶揄する文言がSNSで飛び交っている。しかしかつて私にとってはとても大切な新聞であった。

 私、というのは少し正確ではないかもしれない。そのものずばり当たりではない。もう少し範囲が広くおぐりん家の家族にとって大切であったと言った方が正しい。

 かつて、おぐりん家の実家は赤旗(旧:アカハタ)を定期購読していた。勿論日曜版もだ。つまりずばり真ん中アカであった。アカというのは共産党支持者ということだ。ただ、党員にはなっていなかった(両親談)。となると真ん中から少しずれる。一般の人からしたらその程度は大同小異だな。

 さて、おぐりん家一家は共産党支持であった。今も昔も、共産党支持者はマイノリティである。そしてその中でも少なくとも我がおぐりん家一家は致命的な欠陥思考回路を有していたと言わざるを得なかった。というのも私が幼い頃、自分たちこそ本当に正しい社会のあり方が分かっている。しかし大多数の人たちはそれが理解できないのである。あるいは既得権益がある故、社会が変化しようとするのを意識無意識問わず良しとしないのだと。という一言で言うとポンコツの思い込みに陥っていた。しかし、痩せても枯れても父は医師。ついでにいうと既得権益で支えられている立場。まあそれは今はよいとして、なんだかんだと何か気付いて居たのかも知れない。他人にそれを知られるのを避けたがった。

 一番気にしていたのはゴミを出すとき。赤旗を今で言う資源ゴミとして出してしまうと、おぐりん家一家がアカであることがバレてしまう。普段口を閉ざしていてもそこでバレるのだ。そこで登場したのが朝日新聞であったのだった。おぐりん家は赤旗以外、朝日新聞を購読していたのだ。つまり、捨てる段になれば朝日新聞を表にその間に赤旗を挟んでゴミに出すということをしていた。それっていかがわしい本や雑誌が赤旗に変わっただけであった。つまり、アカであることがバレることは、恥ずかしいことであるという自覚があったのだった。因みに赤旗は梱包して郵送してもらっていた。いよいよいかがわしいモノ扱いである。だから我が家に届く最新の赤旗の日時は翌日、翌々日であった。

 そんなおぐりん家の実家は今では新聞は購読していない。今となっては懐かしい想い出だ。

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