ふと、思わぬところからなるほどと、知識を得るというか知見を得ることがある。いや、私の治験ではない。
今日、産業医として会社に訪問。そこで伺った話。
本人が特定されてしまうかも、なので少しぼかして書く。
定年前の方。ある指定難病の持病をお持ちである。それでも粛々と職人気質に働いていらっしゃる。
その方、持病の関係で眩暈が起こることがある。確かに眩暈もその疾患に関連している。今日面談で面白いことが分かったと、楽しそうに話した。
何でも、眩暈し始めるとき、排便すると治るという。眩暈で休もうとすると、便意も催すのだともいう。ご本人も「ふっしぎですね〜。」とおっしゃる。そして普段は別に下痢気味というわけではなく、その時の排便は普通便であるという。
私はどうもこういうとき漢方の、経方医学で考えてしまう。
眩暈の原因は漢方でも色々とある。この方は普段心下に痰飲を貯めているんだと思う。そこで胃気が鼓舞して眩暈を起こす。あるいは腎気が上焦して心下の痰飲を引き連れて痰飲に登り眩暈に至る。ところが心下の痰飲は自らを治そうとして、小大腸に降りて(これも胃気が関与)、排便することになるその結果心下の痰飲は減少して眩暈症状が改善あるいは消失に至るのだ、と。
まあ、妄想に近いな。
西洋医学ではこのようなことは説明出来るのだろうか。私が知らないだけで、もしかしたら出来るかもしれない。
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