吐く息はとうに白い。
ああ、ジョギングしたら手がどうにかなりそうだった。
思えば20年位前零下の凍る夜。
中半袖の白シャツと胴衣のズボンだけで2時間程度空手と沖縄古武道の一人稽古していた。
当時は汗かくほど暖かくなった。
だから、寒い夜の運動に自信があった。
何の自信かというと、体中が暖かくなるだろうということ。
単に歩くだけならきっと手は冷たくなるかもしれない。
しかし運動するならば手を含めた全身が温かくなる。そう思い込んでいた。
結果甘かった。
手は最後まで凍てついた。
スロージョギングで手の振りは、特に指定されていない(はず?)。
だから、外気温3度の朝、暗闇の中で私は、手を胸の前にクロスにして擦りながら、小刻みな足音を響かせながらスロージョギングした。
ジョギングも冬支度を検討するべし。
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