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大補腎湯の病機

漢方医学

まずは条文を挙げる。

大补肾汤

治精气虚少,骨痿,腰痛,不可行走,虚热冲逆,头目眩,小便不利,脉软而快者方:

地黄竹叶甘草各三两泽泻桂枝乾姜五味子各一两

右七味,以长流水一斗,煮取四升,渐分四服,日三服夜一服。

精气虚少

 腎精が虚で少なくなっている。

骨痿

 骨が弱くなる。

腰痛

 腰痛。

不可行走

 歩行不能

虚热冲逆

 陰虚内熱の熱が頭を衝つ

头目眩

 めまい

小便不利

 尿が出ない

脉软而快

 脈は柔らかく速い

 軟脈は気虚、あるいは湿(経方脈学 江部洋一郎 東洋医学出版社 p103)である。配薬や症状から実というよりは気虚が反映している。数脈は小補腎湯と同様に前後通の気への胃気の供給は抑制されて、脈外の気へ集中しているので脈数。腎気が落ちて腰痛、足腰が弱くなっている。小便不利。さらに収斂作用が低下。陰虚陽亢して直達路から頭へ腎気が到達してしてめまい症状が出現する。

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