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【杖道】結局要所で先生の声に習う

雑記

先日の稽古で右本手打、右引落打を繰り返した。

今までの先生方のご指導を要所要所でゆっくりと、声を聞きながら稽古した。

より良い手本で、合格点を得られている左逆手打を手本にもした。

重心の移動を杖の重さに従う。

決して体を前のめりにならない。

杖を縦にする。

体を捻ることを意識する。

前の手の、小指に引っ掛ける動作の操作の、取り入れどころを色々と試した。

着杖で、太刀が引いて打ち込もうとした構えをとった状態ですでに制するほどの速さ。これに間に合わすような身体の動き。

以上のようなことをテーマに鏡の前でゆっくり、ゆっくりと杖を体に付けて、杖そのものの重さを味わいながら体の動きをチェックチェックしていた。

当直明けで余分なことがあまり、考えられない状態での稽古だから、よかったかもしれない。

たまに、以前習っていた拳法の動きと重複する動作に少し、懐かしさを感じたりした。

すると、突然(余計なことを)閃いた。

体変換だ。

引落打ではうち終わるまではその場でいる。本手打は打ち終わると体変換する。左右体を入れ替えるのだ。つまり、杖の動きはそのままに、右から左やや半身になる。この動きの精度を上げて打ち込む。簡単に言うと少し速く隙なく歩く、ということだ。

となると引落打の怖さは相手の位置に応じて、あるいは攻めの状態に応じてその場で打ち下ろしたり、太刀に近づいたりする。攻める側、つまり太刀の立場ではより、間合いが取りにくい構えといえる。杖が振り上げられたらどこまで先端が伸びるか分からない。

とても、有意義な稽古であった。

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