ランニングは面倒だ。
だって走っているだけで何もしない。
それも一、二分ではない。
下手すりゃ数時間だ。
ダイエットだからって時間がもったいなすぎではないか。
そのように思っていた。
だから、Kindle Unlimitedでやたらと勧めてくるお勧め本『ランニングする前に読む本最短で結果を出す科学的トレーニング 田中宏暁 著講談社』を二週間以上無視していた。
しかし最終的にアマゾン商人(あきんど)に負けた。読み始めた。
そういえば初めてのダイエットの時走ったっけ。糖質制限食しながら、ランニング。
右京区映画村から渡月橋まで走ってたっけなぁ。
当時ダイエットは成功した。しかしリバウンド後はしなくなったっけ。
いやしなくなったからリバウンドしたのかな。
良く覚えてない。
当時は若かったから。確かに成功したろう。
しかし今の私がランニングなんかしたら膝をいわせてしまう。
そう思いながら、ページをめくっていった。
これが悔しいことに予想に反してとても面白いのだ。
研究論文を引用しながら、ランニング(それもゆっくりの)の有効性を説いていく。勿論膝関節を痛めない方法も記されていた。
走る気がでてきたところでおや?と目を引くところがあった。
本書では足尖の付け根から着地する「フォアフット着地」なる方法、走り方を推奨している。勿論関節症予防にもなる、という。
フォアフットなる名称は聞き慣れない。しかしp80のそのフォームを見たとき、はっとした。
古武術の記憶が甦った。
説明欄に蹴らない走り。上半身はリラックス(手を振らない)。軸を保つ意識とある。
これってナンバ走りに似ている!!
腕をふることなく倒れるように走る方法。古武術を体得するため練習していた。
勿論当時ダイエット目的ではない。
体重なんか測っていなかった。
医学生時代練習したっけ。
見様見真似で懸命だった日々。
ちょっとノスタルジーに浸った。
これが良いならば、ちょっとハマっても良いか。
もうちょっと読むことにした。
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