私にはこれまで結構ピンチなことがやってきた。確かに因果応報のこともあるがほとんどは何故こんなことが起こる?と思えるような事件が多い印象だ。だから今ではすっかり慣れっこ。少し変なことが起きても動じない。例えば店で店員さんが目の前で肉皿から肉を滝のように落としても、誰も失敗しないイカダの池にこけて思いっきり沈んでも、まあこんなこともあるだろうと、大騒ぎしなくなった。
普段病院の食事はスーパーからお惣菜を買って持っていく。病院食も悪くないのだけど、糖質制限にするためやむを得ず。そしてこの連休明け初日、ボケてた。なんとそれを忘れてしまっていた。今日は当直だから明日までの分の食事をどうしよう。
そこで、思い付いた。常温で保存が効く数々の品がまだ残っているぞ、と。常温保存の豆腐まである!。これで何とか過ごそう。そしてそうこうしているうちに昼になった。ふと、医局の冷蔵庫に入っているノンカロリーコーラを口にした。
超ぬるい。
あれ?と思って冷蔵庫を開けると、明かりはついているが全然冷えてない。冷凍庫を見ると、他の医師が入れたのだろ、解凍された?変な液体が溢れている。
冷蔵庫が壊れているのだ。
そうして冷蔵庫が撤去され、しばらく医局は冷蔵庫なしの状態になった。
これで、もしいつものように家からのお惣菜を持ってきていたら、明らかに食品を傷めてしまったはずだ。
また、やってしまった。ピンチは実はラッキーと紙一重なのだ。
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