前号に引き続き、まじめに計画を立てみた。
身長182cm、体重83kg(仮にですよ仮に)。週2回の筋トレ。週三回の杖道稽古。
現状のこのスペックをベースに、より研ぎ澄まされた肉体へと移行する。
この計画の真の目的は単なる減量ではない。将来的な糖尿病リスクの徹底排除だ。そのために糖質摂取を厳格に制限し、細胞内シグナル「mTOR」を完全に支配下に置く。
活性化(筋肉合成・同化)と抑制(オートファジー・異化)。
このスイッチを意図的に切り替えることで、膵臓を休ませつつ、筋肉を残して脂肪を削ぎ落とす。
1. 基本戦略:mTORの「ON/OFF」スイッチング
この計画の核は、インスリン分泌を極限まで抑えることにある。
- OFF(抑制・浄化):
断食と厳格な糖質制限(50g以下)でインスリンをほぼ枯渇させ、ケトン体代謝とAMPK(エネルギーセンサー)を常時稼働させる。脂肪燃焼とオートファジーを強力に維持するフェーズ。 - ON(活性・合成):
筋トレという物理刺激と、タンパク質(ロイシン)で局所的にスイッチを入れる。インスリンに頼らず、アミノ酸シグナルで筋肉を維持・合成する。
「ダラダラ食べない、ダラダラ鍛えない」。このメリハリを徹底する。
2. 数値目標設定
私の体格と活動量から算出した基準値。糖質50gという制約上、脂質がメインエネルギーとなる。
- 推定メンテナンスカロリー(TDEE): 2,500〜2,700kcal
- 食事ができる日の目標摂取カロリー: 約2,300kcal
※糖質を削った分、脂質でカロリーを確保し、代謝ダウンを防ぐ。
【PFCバランス(スーパー糖質制限モデル)】
- P(タンパク質): 125g(体重×1.5g)=500kcal。筋肉維持の防衛ライン。
- F(脂質): 約178g =1,600kcal。ここが減少するとガス欠になる。良質な油を恐れずに摂る。
- C(糖質): 50g =200kcal。糖尿病予防のための譲れないライン。
3. 週間スケジュール(mTORサイクリング)
週単位で体内環境をコントロールする。
筋トレ日(月・金)はmTORを刺激、水・土は完全遮断(断食)とする。
- 月曜: 16時間断食+筋トレ 【強ON】(筋合成優先)
- 火曜: 16時間断食 【ON/OFF】
- 水曜: 昼食後から24時間断食入り(当直中) 【OFF】(膵臓の完全休息・オートファジー)
- 木曜: 12:00断食明け 【回復】
- 金曜: 16時間断食+筋トレ 【強ON】(筋合成優先)
- 土曜: 18:00まで食事→24時間断食入り(日曜日は勤務の後連続して杖道) 【OFF】(膵臓の完全休息・オートファジー)
- 日曜: 18:00断食明け 【回復】
4. 具体的な実行プロトコル
A. 筋トレ日(月・金)の戦略
糖質50gという厳しい制限下でのトレーニングとなるため、栄養タイミングが全てである。
- タイミング: 「空腹時」または「食事ができる時間の開始直後」。
- トレーニング内容: 総負荷量(重量×回数)を重視。高重量で粘るエネルギーはない可能性があるため、インターバルを短くし、密度を高めて追い込む。全体法を採用。
- 栄養:
- プロテイン: 吸収の速いホエイ約25g必須。インスリンが出にくい分、ロイシンでmTORを叩く。
- 糖質: 厳しい。筋トレではハンデとなる。
B. 24時間断食(水・土)の戦略
膵臓を完全に休ませ、インスリン抵抗性を改善する最重要日。
- 導入: 開始前の食事で脂質(約178gの目標達成のためMCTオイルやアボカドなど)をしっかり入れ、ケトン体回路を回しておく。
- ドリンク: 水、茶、ブラックコーヒー。。
- 活動: 特に制限はない。日曜日杖道の稽古は行う。
C. 食事のルール(食べていい8時間の間)
- 脂質メガ盛り(High Fat):
糖質をカットした分、脂質を増やさないと筋肉が分解される。
MCTオイル、オリーブオイル、アボカド、青魚、ナッツ、バター。これらを「調味料」ではなく「おかず」として摂取する意識を持つ。 - タンパク質の分散:
1回あたり吸収限界を考慮し、約3時間おきに20g〜40gを確保。 - 野菜(糖質注意):
根菜類(人参、レンコン、芋)はNG。葉物野菜、キノコ、海藻中心。調味料の砂糖やみりんも排除する。
5. 自分への戒め(リスク管理)
- 糖尿病予防の鉄則: 糖質50g設定は、血糖値スパイクを物理的に起こさないための措置である。これを破れば計画の意味が消失する。
- ケトフル対策: 糖質制限初期は頭痛や倦怠感が出やすい。塩分と水分(2.5L以上)を意識的に摂る。
- 筋肉の分解防止: エネルギー不足=筋肉分解。脂質摂取量が足りているか常に自問自答する。「脂っこい」と感じるくらいで丁度よい。
- 調整: 24時間断食がきつい場合は、MCTオイルを入れたコーヒー(完全無糖)でエネルギーを補給し、断食の効果を維持しつつ空腹を凌ぐ「脂肪断食」へ切り替える柔軟性を持つ。
以上、将来の健康リスクをゼロにし、よりよい体躯を得るための最適解としてこれを遂行する。


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