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杖道本のヨミカタ考

漢方医学

 全日本剣道連盟から杖道の本が出ている。ネットで検索したら無料でダウンロードできる。紙媒体は有料だ。

実はこれ、杖道を学ぶ者にとって実質的にバイブルと言って良い本である。技に迷いが生まれたとき、解釈に疑問が生まれたときに戻る。

その本を読んでYouTube観て無料で杖道を身につける!なんて人が現れるかもしれない。いや、それはないな。おそらく少なくとも手順を習った上でないとなかなか理解できないだろう。

私?杖道を習った上で読もうとしても、なかなか冗長に感じてしまい、眠気を誘いすぐに読むのをやめてしまう。

そんな中で先日の四段審査の講習会で、結論から言うとやはりこの本は熟知すべきであることを痛感した。やはり読み込まなくては。

しかしいかに痛感したとしても、杖道の教本が途端に面白くなるわけでもなく、全く同じように目の前に存在する。

そこでふと思う。

こんな感じの読み物他に無かったか?そしてそれを克服したことはなかったか。必要な本であることは分かるがすぐ飽きる。でも読み込むことで理解が深まるし、新しい発見、そしてテーマが分かる。そんな本は無かったか。

あるではないか!

それは傷寒論、金匱要略だ。この二つは漢方処方のバイブル。漢文で書かれている。勿論多くの解釈本が出ているし、日本語の読み下し本も幾つもある。ただしそうは言っても一般的な印象で言うととても難解である。私は傷寒論を1日で、金匱要略を2日で通読できる。多分遅くはないと思う。ちなみに師匠はもっと速かった。

では、どうやってこれらの本をそんなに速く読めるようになったか。

テーマを決めて通読する、だ。例えば麻黄が入っている条文を読むとか、浮脈となるもの、誤下した条文と、テーマはキリがない。それを検索機能を使わず読んで行く。

結果通読する負担が減り、えいやっ!っと通読できるようになっていた。

では杖道本ではどうだろう?例えば太刀はどこまで振り降ろすか。頭か、水平に振り下ろすのか。あるいは仕打の間合いのみを抜き出して法則を見る。

漢方の時は本であった。杖道本はPDFファイルとしてiPadで読む。

さて、同じ方法は通じるか。杖道本は1日で通読できるようになることができるか?

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