来年、杖道4段を受ける。残り約1年程度だ。
現代武道は杖道しか知らない。
因みに古武術はいくつか納めてきた。
杖道は12つの形がある。
私の場合は11本目までがテスト範囲だ。
杖道は多分8段?まである。5段以降は12本目まですることになるだろう。
同じ技をぐるぐると何度も行う。
例えば一本目の着杖(つきづえ)は初段も8段も手順は同じだ。
段の違いは型の丁寧さや正確さあるい解釈で優劣が決まる。
稽古も試合も型で判断される。
誰でも等しく学べる。
特に秘伝めいたことはない。
一方古武術は不平等だ。
段はない。別名で修行段階を表現する。
ある武術では、小具足、立合とか、他人が聞いたらなんのことか分からない。
仮にそれをステージとする。
宗家がいて、それぞれ何処まで教えるかを決める。
ステージの奥に行くとそれまでの技の解釈が変わり、新しく習った技はそれまでの技が基本であることも気付く。
ステージが上がり凄い技を習ったと驚嘆する。自分がそれまでの積み上げで強くなった気がする。しかしそれと同時に次のステージに行けばさらに凄い技があることが予感され、非常に謙虚になる。
上位の型への畏敬の念が自然に生まれる。そして心底から自分はまだまだという態度になる。
どちらが良いか悪いかは分からない。
あるのはその時その瞬間を面白いと感じて工夫していくことだけだ。
コメント