きちっと手順をまもったファスティングの、なんとまあ楽なことか。
一日一食をしていた頃とは比べものにならない。倦怠感がないどころか頭が冴える感じがする。
いや、これはいつか体験したな、と記憶をあれこれと探してたぐり寄せる。
そうだ。あれは一日一食を試そうとして、始めた頃とまさにそっくりな感覚だ。
一日一食というファスティング、食事療法?なる手順は確かに存在する。書籍も複数出版されているし、著名人でも実践者がいるらしい。
一日一食を始めた頃ああ私も著名人に仲間入りかと悦に入っていたことがあったっけ(今を持ってもこの方法は否定しないしいずれ私もこの方法を採用することになるだろうと思っている)。
体重の記録をみると、一日一食開始当初体重減少はめざましかった。一週間余りで3㎏程度はすぐに落ちた。しかしそれもそれ以上は落ちなかった。
それともう一つ興味深かったのは体脂肪の低下だ。なかなか落ちなかった体脂肪。去年成功したダイエットでもあまり落ちることはなかった。それが僅かばかりだが、一日一食のとき一旦落ちる傾向を示した。しかしその後体重減少にブレーキがかかると持ち直してきた。それと同時期に強い倦怠感と昼の極端な空腹感。そして夕食のこの上ない食欲をきたした。そればかりか東北の空の下寒さが急に身に応えてきた。
私はこれらが何を示しているのかわからず、もはや漫然と、やはり絶え間なく訪れる空腹感と戦っていた。この方法は何かが違う。少なくとも一生やるものではない。そんな心の声が次第に大きくなったものだ。
今ならその理由を説明できる。当初は一定以上の基礎代謝の設定であった。その中でのファスティングであるので、快適であったのだろう。体脂肪も少し低下した。
しかし一日一食により、一日摂取カロリーは明らかに低下した。丈夫な胃袋で夕食を目一杯食べてもだ。皮肉なことにこれまで否定してきたカロリー制限ダイエットの状態になっていた。そうなると結果はもう目に見える。体が低い基礎代謝量の設定に修正されたのだ。
細かい話で申し訳ない。しかし一つ一つの現象が私にとって学びになった。
36時間断食後の結果が楽しみだ。
楽はいいけど体重、体脂肪減らなければ意味ない。
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