輔行訣には幾つかバージョンがある。
その中で私は面倒だから?一番最初のページに書いてあった、「范志良抄本」というバージョンを使っている。中身をそのまままるっと出すとチャイナに逮捕されるので、簡単に書き込む。
「輔行訣五蔵用薬法要伝承集」によると、輔行訣のバージョンは2つある。時期が明確なものとそうでないバージョンで、それぞれ14,7つである。それぞれ特徴を書いてある。
今改めてどのバージョンを使うかを検討したい。とりあえず、范志良抄本を見て、意訳要約する。
范志良による『輔行訣』の写本について(旧暦1965年2月6日)
この写本は、表紙と最終ページの追記を含めて42ページで構成されています。各ページは11行から13行で、1行あたり約22文字です。本文の最後には「一九六五年 月初六夜抄完(1965年旧暦1月6日の夜に転写完了)」という12文字が記されています。
また、この写本には、別の紙に横書きで追記された2ページの内容がある。そのうちの1ページには「薬物化合」と「処方正範」の一部が、もう1ページには「啓喉方」と「熨耳以通腎気」という2つの処方が記されており、これらは本文中の「啓喉以通肺気(原文)」および「灌耳方(注釈)」に対応している。
この写本は、范志良氏が1965年に張大昌氏の写本をもとに縦書きで転写したものです。この写本には、小文字で追加された注釈が20箇所あり、これらは1988年に出版された『敦煌古医籍考釈』の注釈と同様。
以上。
「啓喉方」と「熨耳以通腎気」についてはすっかり忘れている。もう一度読み直していく。
まずは、この「范志良抄本」からやっていく。
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