小瀉肝湯と大瀉肝湯の違いをあらためて条文から見る。
小瀉肝湯 治肝实两胁下痛,痛引少腹迫急時乾呕者方
大瀉肝湯 头痛目赤,多恚怒,胁下支满而痛,痛连少腹迫急无奈
小瀉肝湯は吐き気があり、大瀉肝湯にはない。
経方薬論 (p23)では生姜は胃気を鼓舞し五臓六脈,全身に供給する。 胃飲をさばく。 多量の生姜は止吐作用を発揮するとある。
次に配薬の差を量を含めて見ると
小瀉肝湯
芍薬、枳実、生姜各3両
大瀉肝湯
芍薬3、枳実3、生姜1、甘草3、大黄3、黄芩3両
である。
小瀉肝湯では生姜が3両、大瀉肝湯は1両である。経方薬論の記述通り、少量なら胃気を鼓舞、大量に使用すると止嘔の働きをすることが分かった。
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