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続・アブローラー戦記 〜あるいは、笑うと死ぬ〜

筋トレ

アブローラー。

コイツを毎日やるべきか、否か。

これは、現代に生きる我々にとって永遠の課題である。

YouTubeの海を回遊すれば、そこには「毎日やれ」と説く猛者と、「普通の筋トレのように休め」と諭す賢者がいる。

どちらも正しい。

なぜなら、彼らの腹筋は例外なくモリモリだからだ。 腹筋が割れている者の言うことは、絶対なのである。

「どちらもアリ」という都合の良い結論に達したワガハイは、当初、信仰心に身を任せて「毎日やる」道を選んだ。

きつい。実にきつい。しかし、ローラーが進む距離と回数が伸びるたび、やる気は天を衝いた。ほぼ達成していたのだ。

だが、悲劇は起きた。

ある日、外来で 何かが猛烈にツボに入り、思いっきり笑った瞬間。

「ビキッ!!!!」

腹筋が攣(つ)った。

痛い。痛い。痛い。息ができない。

「あ、これアブローラーだ」

脳がそう結論するのに0.1秒もかからなかった。どう見てもやりすぎである。筋肉の逆襲だ。

恐怖を覚えたワガハイは、即座に「1日おき」に方針転換した。

するとどうだ。

途端に猫背になる。

なぜだ。一日休んだだけで、なぜ体が退化しようとするのか。

かくして、ワガハイは「中庸」の道、すなわち「アメとムチ」作戦を採用するに至った。

 * 【鬼の日(ハードデー)】: 1日おき。

   壁などという甘えは捨て、距離を伸ばし、限界まで負荷をかける。辛い。

 * 【神の日(休息日)】: 1日おき。

   たったの30回。壁を使い、「ああ、ここに腹筋があるな」と意識するだけ。ほとんど休んでいるようなものである。

あれから一月(ひとつき)ほど経っただろうか。

結論を言おう。

腹は、凹んでない。

だが、しかし!

この分厚い脂肪のベールの下で、確かに「ヤツ」がいる。

脂肪の下に、硬い腹筋の存在がはっきりと見えてきたのである。

 

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