利府での講習会で多くを学んだ。
病院の休みを私用で頻繁に取れるわけではないが、一泊二日で取得した甲斐があった。
新たに得た情報、そして修正項目は自身のノートに付け足して見直している。
それにしても面白い出来事があった。
私の杖は明らかに曲がっており、それを見た講師の先生に「気の毒に」と言われた。
私は笑って誤魔化した。
翌日、もう来なくなった者の杖とのことで、まっすぐで適度に経年変化した杖をいただいた。
名前が書き込まれていた。どのようなご縁か分からないが、この方の続きとして、私がこの杖を受け継いでいくことにした。
そのためか、驚くべきことに、振るう杖が風を切る音を出すようになった。
打ち込み動作、あるいは引落から顔面を打つとき、びゅっと音が出るのである。
何だこれは。
どうやら、杖に太刀筋を見立てて、両手をそのように動かすと音が出るようである。


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