頭が衰え、目も衰えてきた。
知識欲はあまり変わらないものの、根気が萎えてきている。
特に読みたい論文はやはり英文だ。
もちろん自分の専門分野であれば専門用語は一定把握している。
だいたい文体は簡単なので、読み下せる。
しかそれまでとは違う分野に興味を持ってしまうと問題だ。
途端に読み下せなくなる。
こんなに読めないものかと自信まで衰えてしまう。
読めないで放置していると、自己嫌悪に陥る。
あれは変なサイクルだったな。
しかしそんなこんなで、先週ころから自分の論文読破のルーチンが固まってきた。
それほど負担がない良い方法だと思うので覚書にここに記す。
まずは面白いかもしれないテーマの論文をpdfで取り込む。探し方はぐぐってたまたまヒットしたり、それまで読んできた書籍や論文から引用されたりとさまざまだ。ただタイトルだけは読む価値というものは判断できない。だから概要を知るため「Nolang」というサービスを使う。論文を読み込ませると、動画で内容を解説してくれる優れた生成AIだ。
タイトル通り興味深かったら全文を和訳する。pdfをChatGPTにコピペして和訳させる。ChatGPTも生成AIの一種だ。日本語に訳してとお願いしたら適切な返事をしてくれる。
和訳をワードにコピペしてファイルをiCloudへアップロード。ただ、残念ながらアップルのPagesは不都合(後述)。
iCloudからファイルをVoice Dream Readerへ取り込む。Voice Dream Readerとはテキストを読み上げてくれるアプリ。生成AIではない。実は直接PDFを読み上げてくれることもできる。しかしページ数やテキストが切れたりすると読み上げが変になり、雑音と化す。ちなみにファイル形式としてPagesは認識できず。
Voice Dream Readerで論文内容を日本語で内容を聴く。大体15分前後になる。
聴き終わったらScrapboxに論文を読んでわかったことを記録。論文1つにつき複数個に渡ることが多い。一つのテーマに一つのことを書くからだ。
読み終わったpdfファイルはMendeleyへ取り込む。またその論文の主張を自分の言葉で記録しておく。ちなみにMendeleyは1GBまで無料の論文管理ソフト。
Mendeleyから雑誌名や著者名を引用して、これを当該Scrapboxへ入れる。
無理しないように進めている。そんななかでも大体、勤務日は平均1日一件ずつ読んでいるようだ。だいたい専門外を読み始めるには上出来のスピード。そのうちこんな手順を踏むのも面倒になりざーっと読むようになるだろうな。
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