マッチョな方って見た目はいかついけど優しい。
ジムで筋トレ中のこと。
ベンチプレスを終えて起き上がるとき、私は背中が痛む。
痛むのでずり落ちるように右横から離床する。
もうそれが当たり前になって、私にとって普通のことになっている。
しかしそれが他の方から観たら異常に見えるらしい。
幾度か駆け寄ろうとしてくれることがあった。
しかしとうの私の顔つきがあっけらかんとしているので踏みとどまっていくれている感じであった。
今週月曜日の午前9時頃のベンチプレスのこと。
他の方から観たらそれほど重くないのかもしれない重さも私はやっとこせ持ち上がる。
お陰様で肩は痛くならず、少しずつではあるが、持ち上がるウェイトは上がってきている。
だから焦らないあせらない。
その日も精一杯持ち上げていたら、AirPods Proが両耳から落ちた。
それと同じタイミングで起き上がった。
いや、起きれないからずり落ちた。
(いつものように)ダンベルを左に持ちベンチにおいて、疲労をとろうとしていた
でも目をふと上にあげると、マッチョな方がいた。
マッチョな方の足元にAirPods Proがころころと転がって行っている。
思わず私は口をついて出た。
「あ、すみません。」
そこそこ疲労していた私はほんの0.5秒程度動けずにいた。
そしたらそのマッチョな方、AirPods Proを拾い、私に渡してくれたのだった。
あれ?
AirPods Proをとって欲しいと言ったのだと誤解されたか。
私は再び「すみません。」というのが精一杯であった。
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