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OmniFocus4は私に必要か

雑記

 OmniFocus4は現時点の私には不要であるという結論に達した。

 私は以前医学研究班運営の責任を一手に担っていた。対象者数が数千単位、スタッフは複数の医師、事務、バイトの進捗をチェックしつつ研究を進めていた。だからマニュアルの作り方や管理、更新の仕方や、ガントチャートなどを用いた工程表は日常であった。当時ならばOmniFocus4もあるいは必要になるかも知れない。

 今は立場上そんなものは必要ない。信用出来て通知がある予定表とTODOアプリがあれば充分である。突発の仕事は多い。しかし一人で吸収できるのでけどあれこれ管理するほどではない。

 しかし、そのはずなのに何故かガントチャートや複雑な予定を組めるアプリ、例えばOmniFocusやThings3を購入。実は年末他のアプリにまで手を出していた。

 繰り返すが先述の通り現在の私の仕事に、それほど複雑な手順が必要ない。故に単純なTODOアプリで良い。ガントチャートもいらない。

 しかし、そのはずなのに、これまで本当に気になってしょうがなかった。しばらくほったらかしにしていたOmniFocusもバージョン4へのアップグレードを迷っていた。
 また使わなくなったPencilPlannerのサブスクも数日で終わろうとしている。

 これが趣味、嗜好なのかもと思っていた。まあそれでもいい。しかし何故これほどまで繰り返し幾つも手を出すのだろう。また何故結局ほとんどのアプリを飽きてほったらかしにするのだろう。

 理由は明らかだ。得体の知れないinboxにあるテキストがいつまでも消えない状態でいる。それがいやでしょうがなくて、ほったらかしにしていたのだった。

 答えがようやく分かった。

 その得体の知れないテキストはアイディアなのだ。ずっと居座るinboxは私のサボり癖の賜ではない。

 私は単にアイデアを受け入れてくれるアプリ。アイディアを受け入れた後ちゃんと必要に応じて浮かび上がらせてくれるアプリ、システムが欲しかったのだ。しかしこれまでのアプリは使って見たけど、アイディアが残り、その後行く場所もなくそこに居座る。それが嫌でしょうがなかったのだった(因みに別に私がいつもアイディアに充ちていると言いたい分けではない。恐らく人並み以下だ)。

 『考えの育て方: 知的生産のデジタルカード法(倉下忠憲著)』に出会い、Scrapboxに出会い、多くの関連本を読むことで呪縛から解き放たれた。

 また、『独学大全(読書猿著)』で方向性が明らかになった。これはリサーチ、ラーニングログを記録することに繋がった。

 ま、予定表やTODOは頑強に信頼できるアプリであればそれで良い。

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