ジョギングは、単なる足運び行為ではない。それは、脂肪を燃焼させ、心肺機能を向上させ、音楽を響かせながら、新たな原稿アイディアを紡ぎ出す新しいタイムライン。そのためのハブとしての役割と定義したい。
とのたまうこの私は今、何をしているのかというと、ジョギングの瞬間、まだランを切る前。いやそれどころかウェアを着るずっと前。自室にて一人妄想のランニングが繰り広げられる。
ここからはやや現実となる。
耳にはAirPods Pro、手首にはApple Watch、手にはiPhone。スロージョギングしながら、iPhoneにはRunKeeperが起動する(ここは妄想)。そして、Apple MusicまたはAudibleの心地よいメロディを耳にしながら、Apple Watchに思考を込める。
このランニングセッションは、iOS 17とwatchOS 10を駆使したiPhone 13 miniとApple Watch 7によって行われる。
Apple Watchの音声入力は久しぶりに再評価の余地あり。TextwellがApple Watchから表示はできるが入力できない。これには驚いた。
しかし、FastEver、たすくま、Draftsといったアプリでの音声入力は、GUIが奇妙にも一致している。これは前からだったか。最近からか。
まあそれはともかくこの状況ならば、Apple MusicやAudibleの楽曲に耳を傾けつつ、FastEver、たすくま、Draftsに思考の波を乗せることができる。具体的には音楽が奏でるリズムに合わせて、アイディアが紡がれていく。ただし、Apple Watchからの音声入力(右下のマイクボタンを押す)が始まると、音楽は遠ざかる。入力が完了し、左上の完了ボタンをタップすると、音楽が再び心地よく響き渡る。
ただし、この魔法のような機能がApple MusicやAudible以外のアプリでも通用するかは、未知の領域である。その秘密を探るためには、さらなる冒険が必要だろう。
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