16時間断食の誤解

　16時間断食というネーミングは誤解を生みまくるようだ。私はこの方法については「「空腹」こそ最強のクスリ（厚木　厚著　アスコム）を元本にしている。どうも私にはこのネーミングは必ずしも適切とは言えないと思えてきた。いや、研究者の端くれであった私も少しだけ、ネーミングの苦労はわかるつもりだ。研究成果として明らかになった複数の事実を社会一般に広げる「◯×法」として広げて行くにはどうしてもネーミングについて生みの苦しみに見舞われるからだ。

　16時間断食は断食（欠食）でもなければダイエット法、言葉を痩身法でもない。成果は体調が良効になることや頭脳明晰さや落ち着きといったところか。

　だいたい、誤解であることは実際にこの本を読めば分かる。但しそれをダイエット法にアレンジするのは勿論読み手の勝手である。勿論、結果的に痩せることができるかもしれない。あるいは食欲度合いや忙しさによっては欠食になるかもしれない。しかし16時間断食について欠食がよくないとか、これでは痩せないなどの批判はネーミングで誤解させてごめん、ちゃんと本文を読んでねというしかない。ま、私が書いた本では無いけども。