坐骨神経痛は現在、こちらに回ってこない。でもたまたまではあるが、坐骨神経痛の刺絡療法の臨床経験は豊富だ。
有効性、即効性も高い。やってみて効かない時なぜ効かないかと逆に悩むほどだ。
狙うは井穴刺絡。つまり爪の際部分のツボである。4カ所から6カ所で足りる。そこに針を打ちそこから出血させる。深さは1mmに満たない末梢血管。患部いわゆる辛い場所は治療点にはならない。だから例えば大腿部裏側などに坐骨神経痛治療目的で刺絡することはない。
ベースはH5F5(少衝、竅陰)である。場合によってはH6F4(商陽、至陰)。
痛みや痺れは足の陽経である。後面はF4。側面はF5。前面はF6(厲兌)である。
受診される場合、私は坐骨神経痛の診断そのものはできないので、それは整形外科でお願いしたい。症状緩和目的でじゅしんされると有り難い。
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