先日早朝出勤する時のこと。
運転席の窓から外をふと見ると、二人組の男性が結構なスピードでジョギングしていた。
あのペースなら私は50メートルもついていけないと思った。
二人以上で走れば、つい比べてしまうものだ。
少なくとも私はそうだ。
私自身は遅いくせに。
そして一般的にしばらく走っていると体が温まってきて、少しだけ速くなる。
でも相手も同じように速くなる。
スタート時はそれほど差はなかったかもしれない。
しかし、調子よくなって速くなる度合いや調子の上がり方は、差が出るのが当然だ。
すると走りながら気まずくなってくる。
私の朝ジョギングデビューは割と早い方だったかも知れない。
それは私がまだ小学校低学年の頃だった。
近くに叔母が住んでいた。
とてもおしゃれな方だった。
彼女は喫煙しながらも健康に気を使っていたのだろう。
私と弟を連れてジョギングに行ってくれた。
その当時は特にトレーニングウェアなどは着ていなかった。
学校に行く格好で走ったものだった。
実際ジョギングから帰宅したら、ほとんどそのまま学校に行った。
雨の日は中止していたかもしれないがそれは覚えていない。
運動強度はどうだったか。
実は子供の私にはちょっときつかった。
叔母に必死についていく感じだった。
弟も大変だったと思う。
回数を重ねるにつれ、やはりスピードや体力が上がっていくものだ。
しかし、それでもついていけなかった。
叔母の体力の向上に子供だった私と弟はあまりついていけなかった。
気まずさも増してきた。
朝ジョギングがいつの間にかやめられるまで、あまり楽しい思い出はない。
ジョギングはやはり一人がいいようだ。
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