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ミトコンドリアって活躍しちゃだめなの?

健康増進

 多分、私が誤った解釈をしているのだろう。ミトコンドリアについての私の疑問をここに記録する。あとで笑うために。

寿命延長経路という、これをすることで長生きできるという条件がある。列挙するとカロリー制限、インスリンシグナルの抑制、mTORの抑制、生殖細胞の除去(!!)、そしてミトコンドリアの抑制である(LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義 吉森保著 Kindle版p253)。

まじすかという条件がある。その内の1つがミトコンドリアの抑制である。ミトコンドリアと言えばエネルギー産生、ATPを作り出す役割がある。確かに、ミトコンドリアのATP活性を抑制されることでAMPKが活性化する。

AMPKはそもそも抗加齢酵素である(SWITCH(スイッチ)オートファジーで手に入れる究極の健康長寿 ジェームズ・W・クレメント ら(著)Kindle版p79)。AMPK本来の役割は、ATP減少で惹起される。AMPKが活性化されることでATPは産生、ATP消費の抑制に誘導することである。これによりインスリン感受性が高まり、抗酸化作用が発揮される(身体運動と食をつなぐ生体内エネルギー調節の分子機構宮本理人YAKUGAKU ZASSHI 138, 1291-1296 (2018) )。しかしこれって結局ミトコンドリアが活性化されることではないか。

つまるところミトコンドリアにとって何が抑制なのか。そもそもエネルギーを作ってばかりで消費させない状態というのが長寿に結びつくのか。

この世界は面白い。さらに文献を読んでいこうと思う。

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