刺絡療法 刺絡と漢方夫々の強みで効果を高めあう 刺絡はとてもよく効く。すぐに効く。しかしよく効く代わりと言って良いのか翌日には効き目が無くなるという話は珍しくない。だからと言って良いか、刺絡を実践する有能な方の話では、刺絡開始時は毎日患者さんに来てもらう、ということをおっしゃっていた。漢... 2024.06.22 刺絡療法東洋医学漢方医学
刺絡療法 忘れかけていた桂芍知母湯の威力と刺絡のコラボ 個人情報保護の観点から患者像をぼかして記述しております。関節リウマチは漢方でいうところのほぼ風湿病。私が近畿で経方医学を修行し始めた頃、まだこれと言って定まったリウマチの治療手順が示されていなかった。いや、私が知らなかっただけなのかも知れな... 2024.06.21 刺絡療法東洋医学漢方医学
漢方医学 地域の特性を生かし漢方をよりよく効かす 地域ごとの漢方処方:東北地方の特性症状や症候、治療法が明確であっても、それだけでは治療が必ずしも成功するわけではありません。地域ごとに特有の要因が影響を及ぼすことがあります。例えば、同じ東北地方でも秋田県と岩手県では冬の湿度が異なります。湿... 2024.05.28 東洋医学漢方医学
漢方医学 経方医学の下方向の気の流れ 経方医学におけ下方向の気の流れは2つ。それは粛降と分別だ。粛降は肺気が吸気時に気を降ろす(経方医学1 江部洋一郎 東洋学術出版社p31)。これには2つある。・第1粛降: 肺から心下・第2粛降: 心下から大腸、膀胱粛降の病機としては気全体ある... 2024.05.28 東洋医学漢方医学
漢方医学 経方医学の解説は動画の如く 今から20年位前に 経方医学に出会った。当時漢方に興味を持ち理論を勉強しても頭に入らない。論理的に読もうとすればするほど、整合性を見いだすのが困難。症状と症候、治療につながるフローがまるで分からない。結局、この症状にはこのエキス方剤という風... 2024.05.27 東洋医学漢方医学
漢方医学 頻尿といえば膀胱のはずが 一般内科外来において頻尿症状といえば頻度から、感染症か過活動膀胱を念頭におく。男性ならば前立腺を念頭に置く。勿論、その筋の専門医ならさらに細分化してくれるので有り難い。他に内分泌系やら腫瘍なんかもあるだろうが、繰り返すが先ずは頻度の高い順に... 2024.05.26 東洋医学漢方医学
漢方医学 白虎湯類喘の喘証は新しい? 傷寒雑病論において、喘を治療するような白虎湯類の条文はない。輔行訣にも同様にない。とりあえず手持ちの医案集を検索するも見つけられなかった。だから医学哀中参西録で初めて、白虎湯類で喘を治療する証にであったことになる。もう少し石膏つながりで拡張... 2024.04.25 東洋医学漢方医学
漢方医学 医学哀中参西録の小青竜湯とその加減を経方医学で読む 張錫純(医学哀中参西録)のいうところの小青竜湯とその加減方、あるいは類似した病機の創成された方剤について 経方医学で読み解く試みをする。その加減は張錫純の小青竜湯の解釈の上に成り立つ。そしてその加減そして方剤が有効であるという前提がある。一... 2024.04.22 東洋医学漢方医学
漢方医学 【輔行訣】大螣蛇湯を経方医学で読む 輔行訣方剤シリーズ最後の方剤である大螣蛇湯(だいとうだとう)を挙げる。大螣蛇湯治天行熱病、邪熱不除、大腑閟結、腹中大満実、腹満而喘、時神昏不識人、宜此方急下之。枳定三両厚朴甘草大黄葶藶大棗、芒硝各二両、待熔已、温服二升、日再服。意訳を書く。... 2024.04.18 東洋医学漢方医学
漢方医学 【漢方治療】くしゃみ薬が分からない 感冒症状というのがある。代表的なものは発熱、咳、旦、鼻汁、喉の痛み。これらはお馴染み。他に頭痛や関節痛、倦怠感が続く。それぞれ、西洋東洋医学どちらも対症療法も含めて薬が用意されている。しかしだ。くしゃみというのは対症療法がない。鎮咳薬は咳止... 2024.04.06 東洋医学漢方医学